9Sep
よそよそしい心理は、その人の内面が関係していると考えられます。長い間知り合いなのにいつまでも素っ気ない人、恋人同士なのに距離を感じる相手など。
「よそよそしい」とは他人行儀な接し方で、冷たい印象を受けることもありますよね。そこで今回は、よそよそしい人の心理を理解して、もっと気軽に付き合える方法についてご解説していきましょう。
よそよそしい人の心理や特徴について
いつも他人行儀な人、そんなタイプは周囲に一人はいるでしょう。会話の中でも感じられる距離感、それは心理背景に次のようなことが考えられます。
人付き合いが苦手
何年も知り合いで本来なら旅行したり、気軽に誘い合ったりできるはずなのに、よそよそしい態度をいつまでも崩さない人がいます。
自分が悪いことをしたのか気になってしまいますが、知り合ってからもずっと態度を変えない人は、人付き合いが基本的に苦手だと考えられます。
人は時間をかけてお互いに慣れてくると、言いたいことも言えるようになりますし、長時間一緒にいても気を遣わず楽に付き合えます。
しかし人付き合いが苦手な人は、よほど自分を理解してくれる人以外に自ら近づくことはないので、ほとんどの人に同じ態度で接しているでしょう。
嫌いな人だから
「よそよそしい」とは、仲がよいのに他人のように接すること。そういう人に強引に近づくと、もっと避けられてしまうリスクがあるので付き合い方が難しいですよね。
いつも素っ気ない人は、心理的に相手によい思いがないため、そばにいたくないことが考えられます。たとえば友人でも性格が正反対だと、一緒にいるのが疲れますよね。
静かな人と騒ぐのが好きな人、両極端だとあまり仲良くしたくないため、距離を置いてしまうのでしょう。
信頼していない
よそよそしい人の心理は、相手を信頼していないことが考えられます。信頼しない関係になるのは過去に何か原因があり、同じ思いをしないよう自分を守っているサインです。
会話の途中に急に不機嫌そうになったり、自分から誘ってこなかったりする人。意図的に冷たい印象を与え、深みにはまらないよう意識しています。
知り合いといっても、仲間全員が強い絆で結ばれるわけではありませんので、表面的な付き合いで終わりになる相手がいるのは仕方ありません。
よそよそしい人は、心理的にこのようなタイプに警戒心を抱くため、必要最低限の話しかしないでしょう。
価値観が合わない
他人のような態度で接してくる人とは、あまり仲良くなりたいとは思いませんよね。心理的にあるのは、相手と価値観のずれ。仕事や恋愛に対する考え方など、人の価値観とはあらゆるところでわかります。
ずれがある相手は必然的に興味をなくしますので、よそよそしい心理が働くでしょう。距離をとりながら付き合うので、いつまでも心が結ばれることがなく、他人のようなあっさりとした関係になってしまうこともあるかもしれません。
怒っている
よそよそしい人の心理は、相手に不快な気持ちを抱いているため。嫌なことを言われて、急に表情を変えるのは怒っているからでしょう。
他人との距離感は付き合い方だけでなく、その人の感覚も影響しています。「家族や恋人以外とは距離を置く」というポリシーがある人なら、無理やり自分のスペースに入ってくる人は不快に感じるはずです。
好きだから
好きな人を避けてしまう心理は、他人行儀の人に共通する理由です。自分の気持ちを悟られたくない、好きな人の前で失敗したくないなど。
守りに入っているため、物理的にも相手と離れてしまうでしょう。好き避けはあらゆる角度で相手を判断しないと、脈ありかどうかわかりません。
急に目の前からさっと消えてしまう人が、自分を好きだと思い込むのは後でがっかりしないよう、やめておいたほうがよいですね。
急によそよそしくなる理由
よそよそしいのは付き合い方の個性にも見えますが、今までとても仲良くなんでも話せた相手が、突然冷たい態度になる場合がありますよね。
恋人同士の場合は、突然素っ気なくなると不安になります。では急によそよそしくなる場合の理由について、一緒に考えていきましょう。
嘘をついている
急なよそよそしい態度はとても不審。この場合は嘘をついている可能性がありますので、相手の行動や発言はいつもより慎重に受け止めましょう。
嘘がバレないように自然と距離を置き、質問されてもはっきりと答えない状態。隠しごとがあるので、ぽろっと本当のことを言わないよう緊張しています。
嘘を貫き通すにはしっかりとプランを立てて、万が一追及された時に上手くかわせるよう、シミュレーションも必要になるといえるでしょう。
ただ忙しいだけ
仲良しだった人が急に冷たくしてくるのは、ただ忙しいだけかもしれません。仕事の大きなプロジェクトのことで頭がいっぱいで、友人のことまで考える余裕がないのでしょう。
生活が忙しくなるとひとつの物ごとしか考えられず、思考力も疲れていつもそばにいてくれる人の大切さがわからなくなるケースもあります。心配させないためにも、そんな時は自分から忙しいと知らせておくと安心ですね。
怒っていると知ってほしい
楽しく食事をした翌日、急に態度が急変して話しかけても返事をしない人。これは何か怒っている原因があり、話したくない態度です。そんな場合は思い当たる出来事を考えてみましょう。
深く考えずに発言したことはないか、嫌がられることをしなかったか、または人から噂話を聞いて怒っていないか。しばらくは相手の様子を観察して、よそよそしい態度が自分だけに向けられているかどうか、慎重に確認してみるのも方法です。
一人になりたい
急によそよそしい態度になるのは、一人になりたいからです。辛い出来事があったなど、衝撃を受けてしまい考え方がまとまらない状態なのです。
かといって「一人にさせて」と友人に言うのは気が引けます。そんな時はいつもより冷たい態度で、それとなく自分のスペースを確保したいのでしょう。
落ち込んで疲れている時は、仲間と騒ぐのはかなりエネルギーが必要なので、今は一人で休憩したい状態です。
よそよそしい人と仲良くなるコツ
いつまでも他人のように接してくる人と付き合うのは居心地が悪いので、相手の特徴を理解して不安を取り除き、よりよい関係をスタートさせてください。
本音で接する
よそよそしい人は、何かしら理由や原因があります。大切に今後も付き合いたい人なら、思い切って本音でぶつかってみましょう。なぜそんな態度なのか、もっと仲良くなりたいという自分の気持ちを正直に伝えてください。隠しごとのない人には、相手も本音で語りたくなるはずです。
適度な距離感を維持する
よそよそしい人は消極的で、自分から積極的に他人に関わることはしません。無理やり相手の快適なスペースに入ってしまうと、さらに敵対心や警戒心を抱かせる可能性がありますので、まずは一定距離を維持して最低限の付き合いをしてください。
他人行儀な人は、そんな付き合い方が自分のスタイルになっている可能性があります。気軽に誘い合えるほどお互いをよく知っている人でも、距離を保って交流するのが好きな人もいます。
嫌われたと早とちりする前に、相手の価値観や考え方を理解してあげるのも必要かもしれません。
まとめ
気になる人とは、自分と同じ感覚で付き合いたいと思うのは自然なことです。よそよそしくする人は、心理的に他人に安心感を抱くまでは、自ら近寄ってはきてくれないかもしれません。
そんな人とはできる範囲で付き合うことを心がけ、急接近できるチャンスを常に意識しておきましょう。
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