7Feb
お見舞いに行く時、花言葉を意識して選んだことはありますか。病院や自宅で療養している人は、精神的にも手厚いサポートが必要かもしれません。
そんな時に言葉をかけるだけでなく、素敵なお花をメッセージと共にプレゼントするのも素敵ですよね。でも花言葉は色々な種類や意味があり、お見舞いに適した言葉は慎重に選ばなければなりません。
そこで大切な人のお見舞いに適した花言葉と、その種類について詳しくご解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
お見舞いの花言葉のオススメ
花言葉は手紙や言葉で言われるよりも、素敵な花のイメージと重なり優しく心に伝わります。贈る人の状態に合わせて、かけてあげたい言葉で選ぶお花を見ていきましょう。
忍耐
病気や怪我で入院している大切な人。早く家に帰り、のんびりとしたいと思っているでしょう。病院で過ごし続けるのはストレスが溜まる場合もあり、お見舞いに来てくれる人がいるとホッとします。
頑張って辛い時期を乗り越えてほしい時にピッタリな「忍耐」という言葉。オススメのお花はダイヤモンドリリーです。ダイヤモンドリリーは、ギリシア神話の美しい水の妖精「ネーレーイス」の名前にちなんでつけられたもの。
ネリネと呼ばれることもあり、日が花に当たり宝石のように輝くことで、ダイヤモンドリリーと呼ばれています。旬の季節は秋頃。花言葉は忍耐以外にも「また逢う日を楽しみに」という意味もありますので、早く退院して会いたいねというメッセージにもなります。
友情
大切な友人が健康的な悩みを抱えてしまうのは、自分のことのように辛いですよね。そんな時のお見舞いに適した言葉「友情」は、いつもそばで見守っているよと元気づけられるでしょう。
オススメのお花は「ライラック」。紫のライラックは初恋や恋の芽生えという意味があり、白いライラックには無邪気、青春の喜びという花言葉があります。
ライラックは甘い香りが特徴で、春先から初夏にかけて開花します。早く回復して一緒に夏を過ごしたいというメッセージにもなるでしょう。
優しい思い出
体調を崩して頑張っている人に、そっと励ましを贈りたい時にオススメの花言葉。お見舞いに適した花言葉でもあり、ゆっくりと回復してくださいという意味を込めて、お見舞いに使う場合がよくあります。
オススメの花は「スイートピー」。大切な人のお見舞いには人気がある種類で、これから新たな生活を始める人や卒業式、入学式でも用いられるお花です。
スイートピーが日本にやってきたのは江戸時代末期。情熱的という意味がある花で、日本ではピンクや白も人気があります。他にはほのかな喜びや、永遠の喜び、門出という意味もあります。
お見舞いにオススメのお花の種類
お見舞いは食べ物だと不適切な場合もありますので、お花を持っていくのが一般的です。間違った花言葉を持つ種類だと、相手に不快な思いをさせてしまうため、必ず花言葉を意識して選びましょう。ではお見舞いに適した、花言葉を持つ種類をご紹介しますね。
カーネーション
カーネーションは母の日に贈る定番のお花ですが、お見舞いに最適なのは花びらが散りにくく扱いやすいため。また花言葉は「無垢な愛」「深愛」という意味がありますので、大切な家族や友人に向けた励ましにもよいでしょう。
カーネーションを使った花束のアレンジは、とても優しい雰囲気があります。また赤やピンクなど元気が出るカラーも多いので、入院中の人にも喜ばれるはず。母の日を思い出すような、癒しの存在かもしれません。
ガーベラ
印象的な色が人気のガーベラは「希望」「常に前進」という花言葉があります。弱った心を元気づけ、早く回復して楽しく過ごそうと励ましてくれそうですね。
ガーベラは他にも親しみやすい、純粋、我慢強さといった花言葉もありますので、長期入院している人にも前向きなメッセージとして好まれるでしょう。
また花言葉だけでなくオレンジやピンク、黄色など色の種類が多いのもお見舞いとして人気がある理由。贈る相手の好きな色を選んでもよいかもしれません。
バラ
情熱的な真っ赤なバラは、プロポーズする場面でよく用いられています。バラはお見舞いにも適した種類で、アレンジメントにもなりやすいのが特徴です。
バラを贈る際に注意したいのは色。真っ赤なバラは、お見舞いには不向きとされています。バラは思った以上に、色のバリエーションが多いことが魅力。
たとえば白のバラは「純潔」、青は「奇跡」、オレンジは「絆」、ピンクは「灼熱の恋」という花言葉があります。お見舞いには青や白がよいかもしれません。
チューリップ
チューリップの花言葉は「博愛」「思いやり」です。心配してお見舞いする気持ちを、優しくメッセージとして届けられるチューリップ。
赤のチューリップはお見舞い向きではありませんが、黄色や紫、ピンクなどカラーはたくさんあります。チューリップで有名なオランダは、一面に広がるチューリップ畑があり、圧倒される景色が知られています。
そんな広大な敷地に咲き乱れるチューリップを想像すると、頑張って体を整えようとやる気につながるかもしれません。
お見舞いで渡すお花の選び方のポイント
安価だったので気軽に選んだ花が、お見舞いには適さない花言葉であることも。またもらった人が元気づけられて、早く回復するためにもお見舞いのマナーを理解して、お花選びで失敗しないように意識してくださいね。
縁起の悪い花は避けること
花ならなんでも、お見舞いに使えるというわけではありません。持っていくとNGな種類もありますので、事前に確認しておきましょう。
たとえばよく言われる「鉢植え」は根がついているので、いつまでも「寝づく」という意味から縁起が悪いといわれています。また鉢植えは土が入っているので、衛生的に病人の近くには置かないほうがよいのも理由。
縁起の悪い花には葬儀で使用するキクや、シクラメンも不向きとされています。花束は香りの強い種類も避けてくださいね。香りは好みがありますし、花粉が多いと手入れが大変になります。
アレンジメントが簡単
お見舞いに花束をもらうのはとても嬉しいのですが、綺麗に咲かせるためには水やりやお手入れが必要です。入院中の人だと、思うようにベッドから起き上がれない場合もありますし、花瓶がないことも考えられます。
そのような状況を考えると、花束よりもアレンジメントフラワーがオススメ。そのまま飾れて、水やりも不要です。大部屋で入院している人なら、花束で場所をとってしまうのは心苦しいので、コンパクトなアレンジメントでお見舞いの気持ちを伝えるのもオススメです。
季節感のある花を選ぶ
病気で外に出かけられないのは、とてもストレスになります。お見舞いのお花はそんな療養中の人の気持ちを考え、四季折々の季節感のあるお花も喜ばれます。
外気に触れるチャンスがなくても、今外で咲いているであろう花がベッドの横にあるだけでも、気分のリフレッシュになるでしょう。
また遠方で直接お見舞いに行けない場合、お花を宅配する場合もあります。その際に注意したいのは贈るタイミングで、入院直後などよりも回復時期に入ってからのほうがよいとされています。
まとめ
お見舞いの花言葉はたくさんありますので、受け取る人のイメージに合わせてお花の種類や色を選んだり、心に響く花言葉で送ったりするのもオススメです。お花のエネルギーは、入院中の人に何よりも励ましになるでしょう。