17Apr
花言葉であなたを忘れないという意味を持つ素敵な種類をご紹介します。引っ越しする人にプレゼントしたい時や、子供時代の片想いの相手など、花言葉はいつまでも花の香りと記憶に残るはずです。
シュウメイギク(秋明菊)
9月14日、30日、10月8日の誕生花になっているシュウメイギクは、恋した相手に贈る少し切ない花言葉があります。
花言葉
花言葉で「あなたを忘れない」という切ない意味があるのは、「薄れゆく愛」「忍耐」という花言葉があるためです。好きだった人と、気持ちが少しずつ離れていってしまう時。
でもいつまでも忘れずに覚えておきたい切ない思いがありますよね。儚い恋の象徴としても選ばれることがありますが、お互いに好きなのに別れなければならない恋人向けといえるでしょう。
シュウメイギクの由来について
シュウメイギクは、秋のキクに似た花を咲かせるためにこの名前がついたといわれています。京都市北部の貴船に多く見られるために、貴船菊という呼び方をされる場合も。
中国からやってきたお花で、日本では古くからシュウメイギクが楽しまれています。開花時期は9~11月で、品種改良されたものは白やピンクの一重咲きタイプも人気。花びらに見える部分は実はがく片で、花びらを持たないことが特徴です。
ワスレナグサ(勿忘草)
切ない恋の花言葉で、あなたを忘れないという意味があるワスレナグサ。名前からわかるように、「忘れないで」という熱い気持ちが伝わってきます。
花言葉
ワスレナグサの花言葉は、「真実の友情」「私を忘れないで」。告白して振られてしまった時や、離れてしまう友人に贈る花としてオススメです。
ワスレナグサはムラサキ科の一年草であり、どんどん増えていく種類なので、ガーデニングでも選ばれることがよくあります。暑さと湿度が苦手。
ワスレナグサの特徴は、ひとつの花のサイズがとても小さいことです。無数に開花する春から初夏にかけては、とても癒される光景が楽しめるでしょう。色はピンクや白、ブルーなどもあります。
オススメのプレゼント方法
いつまでも大切な人に自分のことを忘れてほしくない時、ワスレナグサはとてもよい贈り物になります。花言葉を意識してプレゼントする場合は、切り花か苗がよいでしょう。
近年切り花向けに改良された丈の長い品種もありますので、花束にして贈ることも素敵ですね。苗は1月~4月頃に、園芸店やホームセンターで流通しています。ワスレナグサに思い出がある人は、自宅で眺めながら育てることもオススメです。
ネリネ
あまり聞き慣れない花の名前ネリネ。お花屋さんではよく出回っているので、すでに見かけたことがあるかもしれません。ではネリネの花言葉や特徴について見ていきましょう。
花言葉
花言葉で「あなたを忘れない」という意味があるネリネ。「また会う日を楽しみに」「箱入り娘」「忍耐」という花言葉があります。ネリネという名前は、ギリシア神話の水の妖精ネーレーイスにちなんだもの。
太陽の光が花に当たるとキラキラ輝くので、ダイヤモンドリリーと呼ばれることもあります。美しい水の妖精ネーレーイスは、いつも水底に暮らしているため、忍耐や箱入り娘という意味になったともいわれています。
再会したい人に贈ろう
花言葉であなたを忘れない気持ちをアピールできるネリネは、また会いたい人に自分の思いを伝えるためにもオススメの花です。一時の別れでお互いの大切さを再認識すること。
そんな前向きな気持ちで、再会できる日までカウントダウンしたくなります。しばらく会っていない遠方の知り合い、喧嘩別れした友人などに素直な気持ちをプレゼントしてみませんか。
サクラ
お花見の季節になると気分が晴れやかになるものの、3月、4月は出会いや別れの季節でもあります。豪華な桜並木を歩いていると、ふと切ない気持ちになる人もいるでしょう。では早速サクラの花言葉についてお伝えしますね。
花言葉
花言葉で「あなたを忘れない」という切ない意味があるサクラは、満開時の優美な姿と散った時の潔さが儚いイメージになっていますね。
花言葉は種類により異なり、観賞用として人気があるソメイヨシノは、「優美な女性」「精神美」「純潔」という意味があります。ヤエザクラの花言葉は「理知」「善良な教育」「豊かな教養」。エダシダレザクラは「ごまかし」「精神美」「優美」という花言葉があるようです。
サクラに共通する精神美とは、日本人の品格を示すものともいわれています。離れてしまう大切な人にとっても、自分は忘れられない存在になるはずだという力強いメッセージになるでしょう。
海外の花言葉
サクラは日本の春を代表する花。しかし世界的にもサクラは分布し、春の夜を明るく照らしてくれます。フランスのサクラには「私を忘れないで」という意味があり、別れる恋人に向けて気持ちを伝える姿が表れています。
またアメリカでは、サクラの木を切ってしまったジョーシワシントンの子供が正直に親に告げたところ、その素直な姿勢に感動してサクラの木が植えられたという話も残されています。
パプリカ
パプリカの花はどのような形なのか、知っている人は意外と少ないでしょう。花言葉で「あなたを忘れない」という意味があるパプリカの特徴についてお伝えします。
花言葉
パプリカにも花言葉があるのかと驚かれてしまう種類。あらゆる料理をカラフルに飾ってくれる華やかな存在の野菜なのに、少しだけ切ない花言葉があります。
「あなたを忘れない」「同情」「憐れみ」という花言葉があるパプリカ。どの意味も、聞くと少し切なくなりませんか。なぜこのような意味があるかというと、パプリカはピーマンと同じく少し苦みがあることが特徴です。
パプリカはピーマンを想像してしまう人も多く、先入観から避けられることもよくあるので、そのような存在から同情や憐れみという言葉がついたという一説があります。パプリカは黄色、赤、オレンジと色が豊富。花言葉はどの色も同じです。
まつわるお話
花言葉で「あなたを忘れない」という意味を持つパプリカは、アステカ神話に登場するチャンティコに関するお話が残されています。
チャンティコは怒りの炎を操る火の女神。食の掟を破ってしまったチャンティコを、食物の神様はバツとして犬の姿に変えてしまいます。
食の掟とは、パプリカと魚を食べること。パプリカを見るとチャンティコを思い出し、「あなたを忘れない」という気持ちにつながったのかもしれません。
クラスペディア
キク科のクラスペディアは、別名ゴールドスティックと呼ばれるように、すっと立った茎に球状の花を咲かせることが特徴。ドライフラワーでも人気がある、珍しいインパクトのある種類です。ではクラスペディアにはどのような意味があるのか、花言葉を見ていきましょう。
花言葉
クラスペディアの花言葉は、「個性的「エネルギッシュ」「永遠の幸福」「心の扉をたたく」という意味があります。花の色は黄色なので、幸せを呼び込む花の位置づけになっているかもしれません。
クラスペディアは大切な人の旅立ちを応援して、幸福を願う気持ちをプレゼントできるでしょう。丸い花は可愛い女性にもぴったりの贈り物になるはずです。
変色しない
クラスペディアは、ドライフラワーにしやすい花。その理由は、乾燥させても鮮やかな色が褪せにくいためなのです。その素敵な魅力は、いつまでも大切な人を忘れない強い印象にもつながっていますね。
まとめ
花言葉であなたを忘れないという意味がある種類は、まだまだたくさんあります。気持ちを誰かに伝えたい時、花言葉は癒したっぷりの演出になるはずです。