10Nov
言霊の本当の意味はご存知ですか。コミュニケーションで無意識に使っている言葉やフレーズは、自分の気持ちを伝えるためのツールのひとつです。
きちんと相手に伝えることに必死になっていると、本来意識すべき言葉の意味について見失ってしまうこともあるのです。そこで今回は「言霊」の意味について徹底的にご解説しますので、今後の人間関係にもぜひ役立てていただければ幸いです。
言霊の意味について
言霊という言葉はなんとなく聞いたことがあるけど、きちんと意味は理解していない人も多いでしょう。むやみに言葉を選ばずに発言するのは実は危険なこと。では言霊の意味について、早速ご説明していきますね。
言霊とは?
言霊(ことだま)とは、古代言葉に力が宿っていると理解され、発した言葉通りに現実が変わってしまうと信じられていたこと。言葉が持つ「霊力」と解釈することができます。
言霊を信じる人もいれば、全く疑う人がいるように、目では見えないスピリチュアルな力は感覚的に受け止めるもの。言霊も目に見えない世界に意識が向いている人なら、とても気になることでしょう。
万葉集でも登場する言霊。発した言葉には不思議な力が宿っているという考え方は、昔から多くの人が注目しているパワーなのです。
言霊は悪いことか?
言霊の意味は決してネガティブなことではなく、言葉が持つ力を信じると、普段何気なく使う言葉を変えて、さらに現実に近づくことができます。
言霊のパワーで幸福を引き寄せることも可能になり、自分のモチベーションとして目的を達成するためにも、言霊が応援してくれることもあるのです。
スピリチュアルな人は言霊の存在を信じやすいけれど、逆に現実的な人は言葉に振り回されてしまうかもしれません。一度言った言葉が消せないように、私たちは日常の中で言葉の大切を感じる瞬間がよくありますよね。
そんな観点から考えても、言葉には強いエネルギーが含まれていることがわかるのです。
言葉には命が宿っている
「明日結婚する」と宣言した人が必ず結婚するかどうかはわかりませんが、一度言葉に出すとなんとなく物ごとがそうなるような可能性を感じませんか。
言霊で必ず実現できないことはたくさんありますが、言葉は霊的で神秘的な力を持っていることは、古代から続くように意識したい点です。とくに昔は言葉を命あるものとして扱い、言うことが実現すると考える神霊観にもなっていました。
言葉を発した後の感覚を大切にする
言霊の意味は実現させたいことを発言するのではなく、発した言葉の後の感覚を大切にすることが、現代の言霊の存在といえるでしょう。無意識に発する言葉には、その人の心理作用や価値観など、スピリチュアルに近いものが含まれています。
だからこそ言った言葉から受ける感覚を大切にして、言霊が生き続けられるよう意識することが重要なのでしょう。
言霊は本当に存在するか?
言霊の意味は言葉が持つ特別な力のことで、あらゆる機関が言霊を実証する研究を行っています。「言ったことは実現する」という考え方は、霊的な意味でなくても日常的にありますよね。
言霊には「善」を招くものと「悪」を招くものの二通りが存在するとされています。それを検証するために行われた花を使った検証では、毎日否定的な言葉をかけ続けた花と、感謝の言葉をかけ続けた花では、枯れた花の数は否定的な言葉を受けたほうが多かったことがわかっています。
感情のある人間以外にも、このような影響を与える言葉、「悪」を招く言霊は注意が必要ですね。
言霊を活用するポイントについて
言霊と言ってしまうと、とても霊的に受け止めてしまう人が多いでしょう。しかし言葉には霊力のような力があることは確か。豊かな人生を送るためには言霊の性質を理解して、一言ずつ心を込めて発することが大切なのです。では言霊の意味を理解して、有利に活用するコツをご説明しますね。
言霊は結果を左右するものではない
誤解してはいけないことは、発言した言葉通りに全て動くということではありません。言葉の力、言霊とは結果に直接的に結びつくものではなく、発した言葉通りの結果になるよう環境を整えることなのです。
口に合わない料理を食べて「美味しくない」と言葉を発した瞬間に、それは形となっていきますよね。好きな人に「好きです」と言葉で告白すると、その内容が明らかになるのです。
このように言霊の意味とはよい言葉はよい方向へ、悪い言葉は悪い方向へ形を残すもので、軌跡を起こす可能性を秘めています。
ネガティブな宣言はしない
言霊はマイナスエネルギーを持ちやすいため、普段からネガティブな宣言はしないよう意識してください。「明日の試験は絶対失敗する」と言ってしまうと、言霊の力で物ごとが失敗するように動いてしまいます。
「明日のテストは必ず上手くいく」と宣言すれば気持ちが引き締まり、前向きな姿勢で向き合えます。失敗や不幸を避けたいのであれば、前向きな宣言をすること。その言葉通りに具体化して、結果を導く言霊の使い方をしてください。
目標を言葉にしよう
「綺麗になりたい」という願望があっても、自分の中にいつまでもしまっておいたら言霊のパワーが感じられません。願いごとは誰でもひとつはあるはずなので、思い描く結果や目標は口に出してみましょう。
たとえばダイエット。誰にも内緒でダイエットするよりも、公言したほうが成功しやすくなるといわれていますよね。「必ず痩せる」と言葉で理想をアピールしていくと、言霊が自然とポジティブな波動を招いてくれるのです。
目標を紙に書いて貼っておくのも同じですが、さらに言葉にすると目指すことがはっきり実感できます。
幸運を引き寄せよう
言葉の力を信じると、やたらと発言できなくなる恐れがありますが、言霊の意味はおまじないのように言ったことが実現するのではなく、言葉には力があるという考え。言葉にして意識するものは引き寄せられるという法則なのです。
「綺麗だね」と毎日言葉をかけた花が元気に育つように、言葉のアフメーションは幸運を引き寄せるよい方法。「失敗しません」とネガティブな言葉を使うよりも、「成功します」というポジティブな表現が、さらに言葉の力によって引き寄せが可能になります。
他人の幸福を願う言葉を使う
言霊はよいことも悪いことも、必ず自分に戻ってきます。モチベーションになる言葉を自分にかければ、仕事や恋愛は上手くいく可能性があるでしょう。
逆にネガティブな言葉遣いをしていれば、自然と表情もきつくなり、周りにも嫌な風を送ってしまうのです。言霊の意味を理解して有利に使うためには、他人の幸福を願う言葉をどんどん選びましょう。「ありがとうございます」といった感謝の言葉は、人間関係をよりよくする波動に変わります。
「○○さんは優しいですね」と相手に伝えれば、その人はもっと優しく接してくれるようになるのです。
言葉に責任を持つこと
言霊とは、自分が発した言葉にどれだけ責任を持てるかにより、物ごとへの影響が変わる可能性があります。その場の思いつきで発言した言葉で相手がひどく傷つくこともありますし、結果的に自分が嘘をついてしまうこともあるでしょう。
責任が伴わない言葉には力がなく、逆に人を傷つける武器になることも。言霊を信じるということは、責任ある発言をすることなのかもしれません。
まとめ
言霊の意味を前向きに信じて、人生にどんどん活かしてくださいね。言葉のエネルギーは自分の運気を高めることもありますので、普段から前向きなコミュニケーションを意識すると、さらに幸福が引き寄せられてきます。