3Apr
友達の一番になりたい心理は、悩みの原因になってしまうことがあります。いつも自分が一番でいたい願望は、誰でも多少はあるかもしれませんが、友人付き合いはとくにランク付けを意識する人もいますよね。
交際範囲の広い友達がいると、自分の居場所がどこなのかと不安になる場合も。そんな時にふと感じる、友達の一番になりたいという心理について、理由や対処方法を詳しくご説明しましょう。
友達の一番になりたい心理について
常に周りの人と比較して、自分があの子の一番になっているかどうか、そんな気持ちを抱きながら友人関係を続けるのは負担になりませんか。では友達の一番になりたい心理にあることについて、詳しく見ていきましょう。
自分の存在感を知りたい
友達の一番になりたいという心理は、自分の存在感がわからなくなっているため。一度疑問を抱くと、なぜ自分が存在するのかということは、深く考えすぎてしまう課題になります。
自分が存在する意味は、他人との関係性がかなり影響してきますが、自分次第で納得できることなのです。存在感のある人になりたいと人は思うかもしれませんが、その気持ちが他人に向けられてしまうと、友達の一番になりたい心理となってしまいます。
自己中心的になっている
友達の一番になりたい心理は自己中心的になっているサインで、自分の思う通りに物ごとが進まず不満を抱えているからでしょう。友達の一番になるためには、相手からも求められるよう、お互いの気持ちや考えをバランスよく共有することが大事。
相手を頼るばかりでは、一番の存在にはなりにくいのです。しかし自己中心的になっていると、「私が一番で当たり前」と思うようになり、相手の立場で物ごとが見られない状態に。
そのまま友人関係を続けると、次第に相手が負担を感じて、違う人が一番になってしまう可能性があります。
一方的な思いを抱きたくない
友達の一番になりたいという心理は、目の前の大切な人を思う時に、相手からも同じ度合いの思いを抱いてほしいためです。一方的に自分だけが追いかける関係が嫌いなタイプ。
恋愛でも、愛するよりも愛されたい人ともいえるでしょう。自分がこれだけ思っているのだから同じくらい大切にしてほしい、一番に思っているから自分も一番に扱ってくれないと困ると思っています。
一方的に思いを寄せると損した気分になるので、相手の態度によって自分の思いをコントロールしてしまいます。
自信がないため
強い人と一緒にいると、弱い人も気持ちが大きくなるのと同じで、自信がない人はリーダー格の人に近づきたくなります。友達の一番になりたい心理は、実は自信がないことが影響しているでしょう。
一人になると不安で、理想的な人がそばにいると強くなれるもの。友達の一番になりたい心理が働く人は、憧れる人と仲良くなりたい傾向もあります。
たとえば女性なら、綺麗で男性からモテる友達の一番になりたいなど、自信がない部分を相手に託しているのでしょう。
誰かに特別扱いされたい
自分の価値がわからない時、誰かに特別扱いされると嬉しいだけでなく、自分を高く評価してもらえた気分になります。有名人のように、いつも誰かが自分に気づいてくれる生活は刺激的で、他の人よりも上にいるような気持ちになるでしょう。
しかし特別扱いには次第に慣れてしまい、もっと多くの人から「一番」の扱いを受けたくなります。これがエスカレートすると相手が誰でもよく、自分を特別に扱う人なら満足という状態になってしまうのです。
負けを認めたくない
友達の一番になりたい心理は、自分よりも優れた人がいることを認めたくないためです。たとえばビジネスシーンで、自分よりも給料が高い人がいると悔しく、自分が勝てる部分を探したくなりますよね。
誰かの一番になりたい気持ちは、自分の優れた部分を他人に認めてもらいたいためなのです。負けを認められない人は言い訳が多く、負けても誰かのせいにすることがよくあります。
誰かの一番になれないのは自分のせいではなく、価値に気づかない相手が悪いと納得したいのでしょう。
執着心が強い
友達の一番になりたい心理は執着心が強いためで、大切なものを他人にとられなくないので必死で守っています。いつも一緒に出かける友達が、ある時、違う人を誘ったとしましょう。
急に距離を感じて、自分が後回しにされたようで不快になりますよね。そうならないよう、必要以上にこだわりを持ってしまうのが、友達の一番になりたい心理なのです。
相手の性格や考え方、気が合う理由などは一切考えず、とにかく自分のそばに置いておきたい気持ちだけが強くなっています。
満たされないため
恋人と別れたばかり、いつも他人と距離がある人など。心が満たされていない人は、ある日突然自分の存在意義を知りたくなり、友達の一番になりたい願望が湧きます。
心の空虚感を満たしたい人は、少し満たされただけでは満足できず、執着しやすくなることも。人間関係は相手がいてこそのことなので、そんな時は食べ物やファッションに頼る場合もあるでしょう。
ライバル意識を持たずに友人付き合いをする方法
いつも二人で行動する親友。突然三人目が登場すると、少しだけ複雑な気持ちになるのは仕方ありません。大切な人をとられたようで、急に孤独を感じますよね。
そんなネガティブな気持ちは、人間関係を重苦しいものにするきっかけにもなりますので、誰とでも仲良く付き合えるよう、ライバル意識をなくす方法をご紹介しましょう。
嫉妬心をコントロールする
友達が多い人と仲良くなるには、特徴のある人になるか、もしくは相手にとってメリットがある人になるのが手っ取り早い方法です。
しかし表面だけでつながっている関係は長続きせず、一時的に一番になってもよい関係に進展することはないでしょう。なぜライバル視してしまうのか、それは他人へ抱く嫉妬心が関係しています。
基本的には自分を高く評価しているので、他人よりも優れていると思い込みたい願望があります。そのため少しでも上にいる人を見ると嫉妬しやすくなり、同等の相手でも相手を下に見ようと必死に。嫉妬心をコントロールするためには、相手よりも自分にフォーカスしてみましょう。
もっと自信をつける
自信がない人は、他人の評価で自分の価値を判断する傾向にありますので、まずは自信をつけて余裕のある態度で接してみましょう。
いつも人の顔色を窺っている人よりも、マイペースかつ快適に過ごす人はとても素敵ですよね。そんな人からあふれ出るオーラはポジティブで、周囲の中心的な存在になるかもしれません。
他人を頼っていては、いつまでも自信喪失が続いてしまいますので、自分にとって本当に大切な人と信頼関係を築くなど、質の高い付き合い方を意識することも重要です。
自分からアクションを起こす
ライバル視するのは対抗意識が強いためで、相手がどう思っているかよりも、自分の考えで自分を苦しめているケースもよくあります。友人のとり合いにならないためには、自らアクションを起こしましょう。
たとえば大好きな友達が自分を誘ってくれなかった、LINEをしてくれないなど、相手からの態度を期待していると、もっと卑屈になってしまうかもしれません。
それなら積極的に自分から行動を起こして、納得できるよう意識してみましょう。ライバル視をするよりもされる側になる、そんな心がけが必要ですね。
まとめ
友達の一番になりたいという心理は、自分の気持ちが上手く相手に通じていない可能性もあります。人付き合いは相手が誰でも、他人の気持ちを思いやってあげることが大切。自分のことのように大切に考えてくれる人は、自然と一番重要な存在にシフトされるはずです。