8Jan
困らせたい人の心理はどうなっているのか、とても気になる存在ではありませんか。どのような意図があるのか、心理的な背景を考えると納得できる場面もあるでしょう。
そこで今回は困らせたい人の心理と、相手の気持ちを確かめて上手く付き合う方法についてご解説します。
困らせたい人の心理について
相手を困らせることをわざとやってくる人、忙しいのに面倒な頼みごとをしてくるなど。こんな時は相手の気持ちがわからず、とても困惑します。では困らせたい人の特徴や理由について、詳しくご説明しましょう。
反論したいことがある
困らせたい人の心理は相手に責任を押しつけたり、反論したりしたいことがあるためで、悔しい気持ちを相手にアピールしているのです。
幸福な人の足を引っ張るような行為で、困らせたい人がターゲットにするのはとても人当たりのよいタイプであることも特徴。空虚感があるのはその人のせいだとでもいうように、相手を困らせて納得しているのです。
ストレス発散がしたい
困らせたい人は心理的に自分の弱点を隠したくて、ストレス発散の場所を探していることが特徴です。仕事が上手くいかない時や恋愛関係でつまずいた時など、心の隙間を埋めるために誰かを困らせたい心理になるのです。
自分と同じく今困っている人がいると、つかの間の満足感が得られるということなのでしょう。ネガティブ思考になっていると、他人の幸福を喜ぶことはかなり困難になります。それよりも他人をネガティブにさせるほうが簡単なのかもしれません。
かまってほしいから
恋人に会えない時など、もっと自分に注目してほしい場面で困らせたい心理が働きます。アプローチの仕方がわからないので、間違った態度になっているのも特徴です。
子供が親にかまってほしいので、わざといたずらするようなもの。怒られたくはないけれど、自分に視線が向けられてホッとしている複雑な状態なのでしょう。
困らせたい人は、心理的に今孤独を感じているのかもしれません。自分の居場所を確保したいために、内心では申し訳ないと思いながらも、相手が困ることをやってしまうのです。
もっと成長してほしい
困らせたい人は、心理的に相手にもっと成長してほしい」願望があると考えられます。たとえばレストランの料理に対してクレームをつける人。
お店側としてはこのようなシーンはとても困る反面、改善ポイントを知りお店のサービスをよりよくするチャンスになりますよね。それと同じで困らせたい人は、心理的に相手に改善してほしいことがあるのでしょう。
面倒なことを頼まれた時にその場で断るか、それともなんとかやり遂げるか。相手との関係により、対処方法は変わってきます。大変でもどうにかしてやり遂げてくれるのは、大切な人だからこそといえるでしょう。そんな気持ちを判断したいためにチャレンジする場面を作っているのです。
存在価値を認めてほしい
自分でできることでも、わざとお願いしてくる人がいますよね。たとえば女性が忙しく掃除をしているのに、「コーヒー淹れて」と当たり前のように頼んでくる男性。
深刻な問題ではありませんが、日常的に起こる困らせたい人の心理背景には、自分の存在価値を認めてほしい願望があります。
仕事に夢中になっている彼氏の邪魔をする彼女のような存在。心のつながりが弱くなってしまうと不安になり、困らせることばかりが頭に浮かんでしまうのでしょう。
相手をリードしたい
困らせたい人の心理は、相手よりも自分を優先したい願望があり、ひたすら引っ張りたい気持ちも隠されています。困らせているとは自覚していませんが、結果的に自分が思うように相手を動かしたいので、自分勝手な主張をすることもあるでしょう。
困るか困らないかは、相手の受け止め方次第。自分の気持ちをきちんと知ってもらうことにフォーカスしているので、プレッシャーをかけているつもりはないのかもしれません。
警戒心が強い
嫌がることを知っていてもわざとお願いしたり、迷惑なことを言ったりして困らせる人。実は周囲に警戒心を巡らせているため、他人を困らせて安心しているのです。
コミュニケーションに恐怖心を抱く人など、他人とのつながりが上手くいかない時は結果的にひねくれた態度になり、わざと困らせる態度になることもあるでしょう。
よく知らない人には疑いを持っているので、あまり自分から心を開くことはしません。
上手な付き合い方をするためには?
困らせたい人と一緒にいると心身共に疲れてしまいますが、相手の心理や性格を考え、違った視点でアプローチすると上手くいくはずです。では困った時の対処として、次のポイントを意識して上手に付き合ってみましょう。
時間をかけて相手を知る
困らせたい人は自分のことをよく理解していない部分もあるので、他人なら尚更100%理解するには時間がかかります。理解できない言動や困らせる態度だけで相手を判断せず、時間をかけて仲良くなることが大切ですね。
他者とわざと距離を置いているために、困らせる行為になってしまう可能性もあります。急に距離を縮めるよりも当たり障りない話題で、心を開いたコミュニケーションを意識してくださいね。
否定しない
なぜわざとそんなことを言ってくるのか、周囲との温度差が生まれやすい困らせたい人。本人は悪気があってやっているのではないのに、どうしても誤解されてしまいます。
本音が言えず、真逆な態度になることもよくあるこのタイプ。真正面から付き合ってしまうと、ぶつかる場面もあるかもしれません。相手の考えを否定せず、なぜそんな態度になるのか、相手の目線に寄り添ってみましょう。
困らせる態度を正すという正義感よりも、相手と向き合うことも忘れないようにしたいですね。
個人の意見をアピールする
困らせたい人は特定の人だけでなく、自分の心のもやもやをアピールするために、誰に対しても困らせる態度で接してくる場合があります。
この場合は世間一般的な常識をアピールしても受け入れてもらえないこともあるので、個人の意見としてはっきりと主張しましょう。
たとえば残業中に他の仕事を頼んでくる人には、「見たら忙しいのがわかりますよね」と一般論を言うのではなく、「今私はこれをやらないといけないのでできません」と主語を自分にすると、お互いの距離感が縮まり受け入れやすくなるはずです。
コミュニケーションの手法を変える
困らせる人は、何か言いたいことがあるのかもしれません。しかしどのようにして伝えればよいのかわからない状態で、本意ではない態度になっているのです。
そんな場合は対面で会話せず、メッセージや電話など、コミュニケーションの手法を変えてみませんか。本心がアピールしやすい方法は、きっと他にもあるはず。
大勢の人がいると上手くいかない相手なら二人だけで話すなど、違った環境も意識してみましょう。
深刻に受け止めない
困らせる態度、ひねくれた言動、それは相手の意図とは違うところで受け止めているのかもしれません。ネガティブな態度として受け取らず、相手の意見や主張は深刻に受け止めないようにして、個性的な人だと違う視点で考えることもコツです。
面白い人だと一度解釈すると、苛立ちを覚えるシーンは減るかもしれませんので、肩の力を抜いて付き合ってくださいね。
まとめ
困らせる人の心理は、上手く自己表現できないことが要因かもしれません。誰にでも本音が言えない時はあるはずですが、誤解されないように相手の立場になったコミュニケーションが必要ですね。