21Nov
お正月は開運のチャンス。新しい年を迎えるために気分一新して、あらゆる誓いを立てたくなりますよね。大晦日に一年を振り返り、よかったことも悪かったことも思い出しながら、お正月にリフレッシュできるでしょう。
そんな大切な日なので、お正月はだらだらと過ごすよりもこれからよい一年にするために、いくつか意識しておきたいことがあります。では早速ですが、お正月の開運チャンスを掴む方法をご解説しましょう。
開運チャンスを掴む過ごし方
元旦を迎え、いよいよ新しい年がやってくると待ちきれない人、去年があまりにも幸せだったので今年どうなるか不安など、誰しも色々な思いでお正月を過ごしますよね。
お正月は開運のチャンスがあちこちに隠されている絶好のタイミングなので、運気を高めるためには次のことを意識してみましょう。
初日の出を拝む
お正月にまずやることといえば、初日の出を拝む習慣があります。もともと日本の宗教観では全てのものに神様が宿り、全ての現象は神様がもたらすと考えられています。
元旦だけに限らず、毎朝日の出を見て手を合わせる人もいるように、日が昇るということは「ご来光」とも呼ばれ、年神様が降臨すると考えられています。
初日の出はその年の幸福を祈る意味がありますので、早起きが大変でもお正月の開運を願うために初日の出を拝みましょう。遠方に出かける用事がある人は、高い山や山頂から見える初日の出「ご来光」で、もっとご利益を授かるのもひとつの方法。
日本で有名なのは、富士山のご来光ですね。できるだけ高い山から拝むご来光のほうが、ご利益はあるとされています。山岳地帯には霊的なエネルギーがあるともいわれており、ご来光を拝むととても神聖な気分になるはず。
ちなみに初日の出は、元旦の日の出のことです。ご来光は元旦に限らず、いつでも高い山や山頂などから見ることができますので、お正月休みの間に一度は行っておきたいですね。
おせち料理を食べよう
おせち料理はもともと「節目の日のための供え物」という意味が語源で、現在ではお正月料理がおせち料理と呼ばれる傾向にあります。
おせち料理は祝い肴、煮しめ、酢の物、焼き物という構成になっているのが一般的。昔は今の時代と違い、コンビニや24時間営業のスーパーがなく、お正月は料理の作り置きをする習慣がありました。
そのためおせち料理は日持ちするものが多く、神様と一緒にいただくものとして聖なる火を使う料理は、雑煮以外はお正月は避ける風習も。
またおせち料理は、さまざまな縁起担ぎの意味があり、たとえば「数の子」は子孫繁栄、「伊達巻」は巻物として知識の象徴となり、受験生が食べると合格祈願になるともされています。
また紅白のかまぼこなど、おめでたい料理はお正月の開運を食事からも引き寄せてくれるはずです。近年の若い人は、あまりおせち料理を好まないといわれていますが、日本古来の風習なので意味を噛みしめながらおせち料理も少しはいただきたいですね。
若水で新年スタート
新年に初めて汲む水「若水」は、一年悪い気を寄せつけない力があると信じられています。昔は元旦に井戸から汲む水が若水とされていましたが、現代では井戸を使うことはないため、元旦の最初の水道水を若水にしましょう。
若水は心身共にリフレッシュして、エネルギーをその一年蓄えてくれます。若水でお茶を入れたりお雑煮を作ったり、有効活用してお正月の開運に役立ててくださいね。
初詣に行く
新しい年になって、初めて神社やお寺に参拝する初詣。各地で賑わうお正月恒例の行事です。初詣は過ぎた年の感謝をすると共に、新年が無事で幸福であることを願います。
有名な神社など、人が多く集まる場所もありますが、お正月の開運を期待するなら地元のお寺や神社に行くことがよいとされています。
お住まいの地域にある神社は、土地の方向などに合わせて厄除けの意味があることも。また混雑を避けてお参りできるので、気分的にもリラックスできるでしょう。
初詣をする場合は、東西南北に向かって四方拝することがコツ。お賽銭を入れたら四つの方向に向かってお辞儀をして、その年の干支を象徴する星の名前を唱えてください。
さまざまなサイトで紹介されているので、ぜひ参考にしてみてください。四方拝は万物と自分を結び、お正月や節分などの節目をさらに強化。すると万物のご利益も得られやすくなります。
男性から先に行動する
お正月の開運方法で意外と知られていないのが、全て男性から物ごとを始める点です。男性は陰陽理論で「陽」の気質がありますので、元旦の行いは全て陽から始めることで、家族全員の運気も高まりやすくなります。
たとえば初詣では、鳥居を最初に男性がくぐる、おせち料理に最初に男性が箸をつけるなど。もし家庭に男性がいない場合は、女性が「左」を意識してお正月を過ごすと幸運になります。
たとえば左腕から袖を通す、通りの左側を歩くなど、これは元旦だけ意識していれば大丈夫です。
年末年始に注意したいことは?
お正月を気持ちよく迎えるためには、大晦日の過ごし方も関係しています。元旦やお正月にさらに幸運を引き寄せるには、次のポイントを意識してみましょう。
門松について
ホームセンターなどでは、12月になるとお正月飾りがたくさん販売されます。門松は玄関に飾る立派な飾りで、年神様が宿る神聖なもの。
お正月の飾りの中でも重要なので、お正月を迎える前、年末に飾っておきましょう。神様が降臨するのは、門松が目印になっているともいわれています。
このため大晦日などの一夜飾りは、神様への誠意が欠けること、また大晦日に年神様が訪れるという考えもあるため、門松は12月28日頃に飾りましょう。
ちなみに12月29日は「苦立て(くたて)」と呼ばれ、あまり縁起がよくないので注意してくださいね。
年越しそばを食べる時間
大晦日の寒い夜。年越しそばは体を温めて、新年に向けて気持ちも徐々に高まっていきますよね。年越しそばは、金運アップをサポートする開運フードでもあります。
ご利益をいただくには「年越し」ではなく、旧年中に食べ終わることがコツに。金運アップになる由来は、あるところにいた金細工職人が、散らばった金をそば粉の団子を使って掃除したためとされています。
「金を集める」ということから、年越しそばは金運アップになるとの話も。できるだけ深夜に食べないようご注意くださいね。
大掃除
お正月を迎える前にやっておきたいのは、年末の大掃除です。一年の汚れを綺麗に落として新年を迎える準備。また気持ち的にもリフレッシュして、新しく前に進む意味もあります。
綺麗な空間で神様を迎える気持ちは、新年の幸福、家内安全など全ての願いが通じる効果も期待できるでしょう。
晦日から元旦はゆっくりと自宅で過ごす
大晦日は、各地でカウントダウンのイベントがありますよね。お正月の開運チャンスを掴むなら、できれば大晦日から元旦の朝にかけては、自宅でゆっくりと過ごしてください。
その理由は年神様は、年の変わり目に各家庭にやってくると考えられるため。誰もいない無人の家には訪れないので、せっかくの訪問が台無しになってしまいます。
年神様は元旦から1月7日。七草がゆを食べるまで家にいると考えられています。元旦は普段なかなか顔を合わせない家族とも、一緒に団らんしてリラックスする大切な時期。
静かに新年を迎え、それぞれが抱負を語るなどして過ごすことが開運のコツですね。
まとめ
お正月は開運や縁を引き寄せる、あらゆる風習や生活の知恵があります。時代の変化と共に、自由にお正月を過ごすスタイルが増えていますが、日本古来のお正月の過ごし方を少しだけ意識すると、もっと新年に幸運がもたらされるかもしれません。