9Aug
そっけない人の心理はどうなっているのか、周囲に気になる人はいませんか。「そっけない」というのはよい表現ではなく、マイナス的な印象を残す言葉。
人によっては意識しなくても、自然とそっけない態度が目立つタイプもいますよね。一見付き合うのが難しく感じるそんな人ですが、今回は心理的な視点で考えられるそっけない人の特徴や理由について、詳しくご説明していきましょう。
そっけない人がやること
「あの人、そっけないな」と感じるのはどのような時ですか。周囲にそっけない人がいると答えたのは、全体の約25%という話もあるように、意外と身近な存在なのがそっけない人です。では共通する特徴や、よくやっていることについて見ていきましょう。
言葉数が少ない
「うん」「へえ」「違うよ」のように言葉数が少ないのは、そっけない人に共通すること。もう少し言葉を加えてくれれば印象が変わるはずなのに、とても短絡的な話し方をする特徴があります。
知らない人が相手の場合、言葉数が少ないと誤解されることもあるので注意しなければなりません。
周りに共感しない
コミュニケーションとは、他人と自分の考えをそれぞれ交換して、お互いをより理解するためのもの。そっけない人はどのような話題であっても共感がなく、相手が物足りなさを感じてしまいます。
「そうなんだ」と一言で済ませてしまうので、感動しているのか反発しているのか、感情が読めない人。そのため周囲が気を遣って相手の気持ちを想像してくれるので、さらに共感する必要がなくなってしまいます。
好奇心がない
他人に興味を持たないので、積極的に人間関係を広げることはしません。一切興味がないだけでなく、知りたくないという否定的な態度も目立つでしょう。
他人の話を聞き流し、つまらなそうにする態度は、決してよい人柄には見えないですよね。好奇心がないので、夢中になって何かしている姿は誰も想像できないかもしれません。
愛想がない
挨拶しても返事がなかったり、不愛想になったりするのがそっけない人の特徴。表情を変えずいつも無感情でいるため、人としての温かみが感じられません。
ニコッとするだけで、その場が和む時もよくありますよね。それができないそっけない人は、周囲に近寄りがたい印象を与えているでしょう。
そっけない人の心理について
そっけない人は、周りに冷たい印象を与えることがあり、本人はよい印象に変えたいのに上手くいかず苦戦していることがよくあります。では心理的に考えられる、そっけない人の特徴から見ていきましょう。
好き避けしているから
「どうしてそんな態度になるの?」と相手が不思議になるそっけない人は、心理的に相手に興味があり、好き避けしている可能性があります。
興味を抱いていることを知られたくないので、わざとそっけない態度を演じているだけ。本当は感情的になれる人間なのに、相手次第ではとても無機質な人間になってしまうのです。
好き避けは相手に誤解を抱かせやすいので、きちんと好意を伝えるためには、極力わかりやすい態度を心がけたほうが安心ですね。
傷つきたくないため
そっけない人の心理にあることは、自分をオープンにして全てをさらけ出した時に、相手に拒否されたくない思いなのです。傷つくことが怖いため、できるだけ感情や気持ちを抑えている状態。
大胆に自分をアピールしてしまうと、誰かに敵対心を抱かれそうで不安になっています。このタイプはプライドが高いことも共通していますので、わざとそっけない態度で傷つかないよう、あちこち逃げているのかもしれません。
自己中心的だから
そっけない人は、相手が自分をどう捉えるかをあまり意識していませんので、嫌な態度で接することも平気。それよりも自分がやりたいように暮らしたいため、そっけない態度になることがよくあります。
対人関係をスムーズにするためには、相手の気持ちを労わることがとても大事ですよね。しかしそっけない人は心理的にも余裕がなく、自分のことで精一杯になっているとも考えられるでしょう。
集中力がありすぎる
そっけない人は、心理的に自分に厳しくしたい願望がありますので、物ごとと丁寧に向き合いきちんと達成しようとしています。そのためひとつのことに集中すると、周りが一切見えなくなりますので、話しかけられてもそっけない態度になったり、目を合わせず会話したりすることも。
悪意があってやっているわけではありませんが、周囲から勘違いされやすい人かもしれません。集中力のバランスをとれば、周囲とのコミュニケーションも上手くなるはずです。
緊張しやすい
そっけない人はミスをしたくないので、常に自分を緊張下に置く傾向があります。慣れた相手でも、自分のことをもっと受け入れてもらいたいため、緊張してしまい冷たい態度になってしまうのです。
返事をしなかったり、感情のない話し方をしたりするのは、実はドキドキしているため。緊張している時にそっけない態度が一番楽に感じるので、自然とそんな態度が習慣になっているのです。
恥ずかしいから
もともと性格がシャイな人は、愛想よく他人と交流するのが苦手です。感情的に自己アピールすることがとても恥ずかしく、感情を抑えているため、必然的に冷たい態度に見られることも。
本当は優しい性格で楽しい人なのに、シャイな性格のために損することもあるのです。本性を見せる相手とは、よほど時間をかけて関係を築く必要がありますので、狭く深く人付き合いをする傾向があるでしょう。
冷たい人と温かい付き合い方をするには?
そっけない人の冷たい印象や態度は、一歩踏み込みたくても抵抗を感じますよね。しかし相手の心理背景や性格を理解すると、温かみのある人間関係に変えることが可能なのです。
違いを踏まえて付き合う
そっけない人に「もっと感情的になって」と言っても、すぐに変わることはないでしょう。中には特定の人を対象にそっけなく接する場合もありますが、普段からそっけない人は、それが個性として定着している可能性があります。
その場合は無理に直すよりも、違いを理解して活躍してもらうことが方法です。そっけない人はとっつきにくい印象があり、周囲から距離を置かれてしまうことがよくあります。
しかし逆にそんな態度は、信頼できる人と密着した関係が築けるということにもなりますので、そっけない人の冷静さを上手く発揮してもらいましょう。
特別感を意識して対処する
そっけない人は感情的になることは少ないため、自分の意見が周囲に伝わらず、一人で悩んでいることもあります。「もっと友達の輪に入りたいのにできない」という可能性も考え、そっけない人には特別な存在であることをアピールして近づくことも方法。
たとえば名前を呼んで話しかける、グループ行動に誘ってあげるなど、そっけなくても存在感があるように付き合うと心を開いてくれるはずです。
距離を置く
あまりプレッシャーをかけると、どんどん自分の殻に閉じこもってしまうのがそっけない人の特徴。人付き合いに苦手意識がありますので、無理やり迫ってくる人とはもっと距離を置きたくなります。
そうならないためにも、相手が居心地悪そうにしている場合は、そっと距離を置いてあげましょう。準備ができれば自分から話しかけたり、アクションを起こしたりしてくれるはずです。
まとめ
そっけない人は心理的な特徴を知ると、冷たい印象も少し変わるかもしれません。興味のありそうな話題を提供するなど、違う一面が覗けるような付き合い方をこれからは意識してみましょう。