あなたの素敵な日常を、もっと輝かせるメディア

menu

precious heart

女神さまの好物?ギリシア神話にでてくる花のステキなお話を集めました!

女神さまの好物?ギリシア神話にでてくる花のステキなお話を集めました!

女神さまが好きな花は、ギリシア神話にたくさん登場します。花にはさまざまなストーリーがあり、舞台を想像しながら花を観賞すると、幻想的な気分に浸れることもあるでしょう。

そこで今回は、女神さまに関する花のお話を集めましたので、ぜひ参考にしてください。



アイリス

女神さまの好物?ギリシア神話にでてくる花のステキなお話を集めました!アイリスは日本名「アヤメ」でお馴染みの、古くから愛されている花のひとつ。女神さまと花のお話といえば、まずアイリスが思いつく人もいるでしょう。

ヨーロッパや地中海原産のアイリスをはじめ、欧米やアジアなど、広範囲に分布しています。ではギリシア神話に登場するアイリスのお話をご紹介しますね。

 

イリスという女神さまが由来

アイリスはギリシア神話の「イリス」という女神さまから名前がついたお花。イリスは全知全能の神様ゼウスの妻「ヘラ」に仕え、とても愛されている存在でした。

しかしそんな可愛らしいイリスに気持ちを寄せてしまったゼウス。面倒なことにならないよう困ったイリスが、どこか遠くに行かせてほしいとヘラにお願いしたことがアイリスの始まりです。

イリスに7色の首飾りをつけ、お酒を3滴イリスの髪に垂らしたヘラは、イリスを「虹の女神さま」に変身させるのです。アイリスは、イリスのようにカラフルな虹の美しさが特徴の「ジャーマンアイリス」も人気。

レインボーフラワーと呼ばれるように、虹の女神さまが花になった素敵なお話が残されています。

 

女神さまの香り?

アイリスの種類はとても多く、オランダで改良したダッチアイリスは鮮やかな青い花が特徴です。日本のアヤメにも似ているため、とても馴染みやすい花といえますね。

他にもイングリッシュアイリス、スパニッシュアイリスなど、カラフルで人気があるジャーマンアイリスはアイリスの定番ともいえる品種。

和名では「匂いイリス」と呼ばれるように素敵な香りが特徴で、ゴージャスな花と香りのコラボは、ギリシア神話の女神さまの美しさを思い出せてくれますね。

 

スミレ

女神さまの好物?ギリシア神話にでてくる花のステキなお話を集めました!スミレの花言葉は「誠実」「謙虚」。色ごとに違う花言葉があり、白は「無邪気な恋」「あどけない恋」という意味もあります。ひっそりと道端に咲いているスミレはとても健気で守ってあげたくなりますよね。そんなスミレに関する女神さまの花のお話をご説明しましょう。

 

イアがスミレに変わったお話

女神さまの花のお話は、少し切ない恋のストーリーがスミレに関係しています。羊飼いの婚約者がいるイアという美しい娘。ある時、太陽神のアポロンがイアを見つけて恋に落ちてしまいます。

しかしイラは大切な婚約者がいるため、アポロンの求愛を一切受け付けません。怒ったアポロンはイアをスミレに変えてしまったため、スミレという花はとても可憐な風合いが残されているといわれています。田園の幸福、つつましい喜びという花言葉があるのは納得ですね。

 

女神さまがイアをスミレに変えた

スミレに関するもうひとつのお話は、女神さま・アルテミスがイアをスミレに変えたという一説です。アポロンの執拗な求愛に困ったイア。

婚約者と板挟みに合い、どうするべきか困りながら、アルテミスという女神さまに「人間以外の姿に変えてほしい」と願い、スミレに変えてもらったというお話です。

ひたすら婚約者を思うイアの考えを受け入れて、女神さまはイアを愛くるしいスミレに変えたというストーリーです。

 

サフラン

女神さまの好物?ギリシア神話にでてくる花のステキなお話を集めました!サフランは料理でも使うスパイス。花の香りはリラックス効果が期待できるので、アロマセラピーでも使われることがよくあります。

サフランは「歓喜」「過度をつつしめ」「節度の美」という花言葉がありますが、女神とこの花にはどのような関係があるのでしょうか。

 

花の女神クローリスのお話

サフランの由来は、花の女神クローリスと牧場の少年ニンフのギリシア神話が残されています。ニンフは牧場の草が枯れてしまい、家畜のエサがないことをとても悲しんでいました。

花の女神クローリスはそんなニンフの気持ちを哀れみ、秋が終わる直前にサフランの綺麗な花を咲かせ、子羊たちのベッドにしてあげます。

クローリスはニンフに寄せる特別な思いもあり、それとなく気持ちを知ってもらうためにサフランを咲かせたという話もあるようです。

ギリシア神話によく登場するサフランは、紀元前の文明時代の壁画でも描かれるように、かなり歴史が古い花です。

 

ロイヤルカラーのサフラン

サフランはパエリアの黄色の色付けとして料理で使われていますが、花は紫色で染料や香辛料になるのは雌しべの部分。この黄色は、古代ギリシアでは王族のみが使えるロイヤルカラーとして珍重されていましたので、サフランのお花を見るととても高貴な気分になるでしょう。

日本にサフランがやってきたのは江戸時代末期のこと。サフランの黄色はとても鮮やかで、人間と昔から密接な関係がある長い歴史を感じます。

 

マツ

女神さまの好物?ギリシア神話にでてくる花のステキなお話を集めました!マツに女神さまと花のストーリーがあることは、意外と知られていないかもしれません。西洋文化でもマツはとても貴重な存在で、ギリシア神話にも登場しています。花言葉は「同情」「不老長寿」「哀れみ」という意味があります。

 

失恋した女神レアのお話

ヘラ・ポセイドン・ゼウスの母親である女神レアは、ある日羊飼いに恋をしてしまいます。熱烈なアプローチをしても、その羊飼いには恋人がいるため、レアの求愛に振り向くことはありません。

悔しさと嫉妬のあまり、女神レアは羊飼いをマツに変えてしまったというお話。マツになり、片想いは終わるはずだったのですが、女神レアはいつまでも気持ちを引きずり、マツに変わった羊飼いの元で毎日嘆き悲しむ生活を送ります。

そんな切ない母親の姿を見たゼウス。マツをいつまでも変わらない常緑樹にしたというストーリーが、ギリシア神話に残されています。

 

めでたいマツ

ギリシア神話とは少し違ったイメージがあるマツは、タケとウメを合わせて「松竹梅」と呼ばれるとてもおめでたいものとして、慶事で使われることがよくあります。

なぜ日本ではマツがめでたいものなのかというと、松竹梅は厳しい寒さにも耐えるためで、中国の文人画像でも人気がある画題になり「歳寒三友」と呼ばれています。

 

バラ

女神さまの好物?ギリシア神話にでてくる花のステキなお話を集めました!女神さまと花のお話の中でも、バラに関するギリシア神話はたくさん残されています。愛の告白をする際に選ばれるバラは情熱の証であり、プレゼントする本数によっても意味が異なります。ではバラに関するギリシア神話について早速見ていきましょう。

 

アフロディーテと赤いバラのお話

アフロディーテは、ギリシア神話の愛の女神さま。ゼウスの命令でアフロディーテは鍛冶の神さま・ヘパイストスと結婚することになります。

ヘパイストスはゼウスの妻ヘラが一人で出産した子供。神の中では一番醜いとされて、妻のアフロディーテは次第にヘパイストスを拒むようになってしまうのです。

そんな矢先に軍神のアレスに恋をしてしまったアフロディーテ。そのことを子供に知られてしまい、沈黙の神さまにお願いして息子の口を封じます。

そのお礼として、沈黙の神さまに贈った花が赤いバラ。花言葉は「愛」「情熱」など、恋愛に関する意味が多いのは、そんな恋話が関係しているのでしょう。

 

美しいものを創造する女神の花

バラは愛の女神さまのアフロディーテの象徴で、女神がキプロス島の海で生まれた時に、自分は神々と同じく美しいものを創造できると言い、バラの花を生み出したというギリシア神話が残されています。

有名なイタリアの画家が名画「ヴィーナスの誕生」でそのストーリーを題材にしているように、ギリシア神話とバラにはとても密接な関係があるようですね。

 

まとめ

女神さまと花には、どれも印象的なお話が残されていますね。ギリシア神話を思い出しながらそれぞれの花を見ると、ストーリーの舞台が目の前に登場しそうです。



関連記事

☆姉妹サイト

姉妹サイトもお勧めです!

☆エンタメ系
funpick

☆転職・仕事系
CAERRE NOTE