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お盆の花の種類と花言葉・飾り方の意味とマナーも徹底解説

お盆の花の種類と花言葉・飾り方の意味とマナーも徹底解説

お盆の供花の種類はキクが定番ですが、他にも使用されることが多い花は色々とあります。冠婚葬祭に合わせて選ばれる花。とくにお盆の時期のお墓参りは、葬儀と同じ花でよいのか迷うこともあるでしょう。

そこで今回は、お盆の花の種類と花言葉、飾り方などのマナーについても詳しくご解説します。



お盆の供花の種類と花言葉について

お盆の花の種類と花言葉・飾り方の意味とマナーも徹底解説お盆の供花でよく選ばれる5種類を取り上げ、花言葉や意味についてご紹介しましょう。供花はあまり花言葉を意識したことがないかもしれませんが、心を込めて故人を思う際に参考になる意味があります。

 

キク

葬儀やお盆の花の種類といえば「キク」。決して外すことができない定番のお花です。菊は9~11月が開花時期で、お盆で使う種類の黄色のキクは「破れた恋」という花言葉があります。

キク全体の花言葉は「上機嫌」「あなたは素晴らしい友達」という意味があり、色別では赤いキクは「あなたを愛しています」、白は「真実」です。

キクは日本では天皇や皇室を示す紋章で使われ、とても高貴な花。最初に皇室で菊を紋章に用いたのは後鳥羽上皇で、キクを好まれていたため、自らのお印としてキクが愛用されたという話があります。

キクは仏花、献花として使われることが多く、フランスやポーランドでも白菊が墓参りで使うことがあります。葬儀をイメージするため、キクはお見舞いや贈り物には向かないので注意が必要です。

 

トルコキキョウ

お盆の花の種類として選ぶことがある「トルコキキョウ」は、バラに並ぶほど美しく優雅で気品があります。全般の花言葉は「優美」「すがすがしい美しさ」という意味があり、色別では、白は「思いやり」、紫は「希望」、ピンクは「優美」という意味があります。

トルコキキョウはリンドウ科の植物で品種改良がされ、大輪や八重咲など、バラエティに富んだ魅力があることが特徴。フリルのような豪華な印象は、とても華やかに花束を演出してくれます。

トルコキキョウはトルコ原産ではありません。花の形がトルコ人のターバンにように見えることから、トルコキキョウと名づけられたようです。

 

スターチス

お盆の花の種類で、色をプラスしたい時にオススメなのが「スターチス」。ドライフラワーに加工される花としても知られていますが、スターチスはドライフラワーでも色が比較的鮮やかであることから、この名前がついたともいわれています。

花言葉は「変わらない誓い」「変わらぬ心」「途絶えぬ記憶」という意味があります。お盆の供花の種類としても選ばれる紫色のスターチスは、「しとやか」「上品」という意味があり、黄色は「誠実」という意味があります。

 

リンドウ

秋を代表する花のリンドウは、お盆の花の種類でもおなじみで、秋の訪れを感じながら故人を忍びます。花言葉は「誠実」「悲しんでいるあなたを愛する」「正義」という意味があります。

リンドウがお盆の花の種類になっているのは、群生せずに1本でひっそりと花を咲かせるためで、凛とした姿が悲しみをイメージさせるためといわれています。

リンドウの花言葉「誠実」という意味は、敬老日の花のギフトとしても人気があり、紫色のリンドウは男性向けの贈り物としても好まれているでしょう。

 

ユリ

ユリはあらゆるシーンで好まれる花で、世界的にも人気がある種類。日本ではお盆の供花の種類として選ばれることも多く、とても上品なイメージはお墓参りや仏壇を飾る素敵な存在です。

ユリの全般的な花言葉は「無垢」「純潔」「威厳」という意味で、白のユリは「甘美」「純潔」という意味。ピンクは「虚栄心」という意味、黄色は「不安」「陽気なこと」「偽り」という意味です。

色別の花言葉で注意したいのは黒ユリで、「復讐」「呪い」という意味があることは知らない人も多いでしょう。この花言葉は、戦国時代の武将にまつわる逸話も残されていますので、気になる人はチェックしてみてもよいかもしれません。

 

お盆の供花に選ばれる理由とは?

お盆の花はいくつか種類がありますが、花言葉とお盆にはあまり関係性のない種類もありますよね。供花として選ばれるのは、種類ごとに若干違う理由があるものの、キクは日本の秋を象徴しているといわれています。

花持ちがよく、枯れる時も花びらが散らないので、お供えで活用されやすいことが理由として挙げられるでしょう。スターチスは紫や白など、お供えに合う色が多いため供花に向くことや、暑い季節でも花持ちがよいためお盆にも活用されています。

トルコキキョウは年間を通じて流通していますので、お供えとして選びやすいことや、色の種類が豊富なので故人の好きな色にすることもできますね。

上品な印象になりますので、結婚式にも使うことがよくあります。キクなどの定番のお花だけでなく、近年はカラフルにまとめた花束なども人気がありますので、供花は白に限るといったことも少なくなっているようです。

 

お盆の花の飾り方などのマナーについて

お盆の花の種類と花言葉・飾り方の意味とマナーも徹底解説お盆の時期になると、お花屋さんでは供花のアレンジメントが多く店頭に置かれるようになりますので、わからないことがあったらお店のスタッフに選んでもらうことも方法です。

では選び方や飾り方など、知っておきたいマナーもご説明しましょう。

 

供花の意味について

お葬式の祭壇や会場、家の仏壇などに飾る供花は、故人に供える意味があり、花は亡くなった人の霊を慰めてくれます。キクやユリなどの白い花は仏式や神式で用いられ、あまり派手にならないように意識することがマナー。

キリスト教の場合は、カーネーションやユリを選ぶ傾向にあり、キクはキリスト教式の葬儀で使うことはありません。

 

花の色と日数について

お供えの花は、故人が亡くなってからの日数と関係することが多いとされ、初めてのお盆は「新盆」と呼ばれ、亡くなってから日数が浅いため、お盆の供花は白でまとめる傾向があるでしょう。

それ以降の年のお盆は、白をメインにしたアレンジも多く、淡い色を中心に選ぶことが求められます。地域によってお花の選び方は異なりますので、地元のお花屋さんに相談してみましょう。

 

選び方について

故人を思う心が花選びでは何よりも大切な点ですが、お盆の供花は選ぶ際にお墓に飾るため、左右のバランスを意識することが大切です。お墓には花立が置かれてありますので、左右の花の量が違ったり色の相性が悪かったりするのはできれば避けたいこと。同じ種類の花束を2つ用意しておけば間違いないでしょう。

また故人に喜んでもらえるよう、生前好きだったお花を選ぶこともオススメです。その場合は、周辺のお墓に迷惑にならないよう注意しておきましょう。

 

注意したい種類について

お盆の花の種類は、地域や宗派により違いはあるものの、特定の種類に関してはお供えにはふさわしくないとされています。たとえばトゲがあるバラ、毒性の強い花、香りが強い花など。

ユリも香りが強い花なので、お盆にふさわしくないと考える場合もありますが、他の花との相性がよく品がよい印象を与えるため一般的に選ばれています。

また花がボトッと落ちる種類は縁起が悪いため、お盆には不向き。暗いイメージを与える黒い花も、お盆などの故人を忍ぶ時期には避けたほうがよいでしょう。

 

まとめ

お盆の花の種類は、一般的なものを選ぶのが無難かもしれません。その際に花言葉を理解しておくと、色や種類を合わせやすくなるでしょう。

お盆の花は3、5、7本という奇数でまとめておくこと。わからない時はお花屋さんや家族に聞いて、きちんとマナーを確認しておきたいですね。



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