7Oct
聞き上手な人の心理にあることはとても興味深く、人間関係をより良好にするための秘密が隠されています。聞き役に徹すると恋愛が上手くいったり、ビジネスが円滑になったりするといわれていますが、実際にやってみると難しく感じる場合もありますよね。
そこで今回は聞き上手な人の心理にあることや、相手の立場になる大切さについてご解説していきましょう。
聞き上手な人の心理について
聞き上手な人というと、とても優しく心が広いイメージがありますよね。SNSが普及している今の時代、一方的に自分の思いや考えを伝えることが当たり前になっています。
だからこそ大切にされる聞き役の人。どのような心理背景が考えられるでしょうか。
自己アピールが苦手
聞き上手な人は、心理的に抱えるコンプレックスがあり、とても素敵な印象がありながらも実は自己アピールが苦手な部分があります。
そのため聞くという姿勢を意識してやっているのでなく、自分の意見がなかなか言えないため、必然的に聞き役になってしまうのです。
性格的なところが関係していますので、自分ではさほど人の話を聞くのは苦にならないでしょう。しかし一方的に感情的に話してくる人は苦手な存在なので、穏やかに会話ができる人を好みます。
興味を持っている
聞き上手な人の心理は、相手に興味を持っているためで、もっと考え方や価値観などを知りたいためにじっくりと話を聞いています。
たとえば仕事ができる人。自分もあんな風になりたいと思う存在があります。どうすれば出来る人になれるか、そんな疑問を解決するには相手の話を聞くのがコツ。
興味を持つ人がどんな風に物ごとを捉えるか知るためには、聞き上手になりあらゆる質問で答えを導きたくなるのです。
好きな人だから
聞き上手な人は、相手に特別な想いを寄せていると考えられます。自分勝手な性格だと人の話を聞くよりも、自分のことばかり話したくなりますよね。
それでは恋は上手くいかず、まず心をオープンにできる安心な話し相手になることが大事。そのために聞き上手になり、好きな人にアプローチするのは恋のテクニックともいえるでしょう。
好きな人の話し方、声のトーン、表情など、いつまでも見ていたいのは愛情があるからです。もっと話を聞きたいと思うのは、純粋に一緒にいたい願望があるからなのかもしれません。
信頼関係を築きたい
信頼関係を築くコツを知りたいと思っている人は、世の中に大勢いるでしょう。どんなに真摯に相手と接しても、気持ちが通じない人はいませんか。
それはコミュニケーションが上手くいっていないためかもしれません。聞き上手な人は心理的に相手と信頼関係を築きたい願望があり、信頼されるように聞き役に徹しています。
いつも話を聞いてくれる人の存在は大切で、無理をしなくても信頼関係が出来上がります。そんな結果を期待しているので、会話の間はいつもじっくりと相手の話に耳を傾けています。
相談に乗るのが好き
人生経験が豊富で自分に自信がある人は、他人の悩みごとの相談に乗るのが好きです。聞き上手な人の心理にあるのは、人間を分析したいこと。
悩みや不安を伝えてもらい、相手の気分が楽になるよう自分がお世話してあげたいのです。「話したら気分がすっきりした」と相手に感謝されるだけで満足。
相手の心理背景などを考えてよい解決方法に導くのが、楽しいチャレンジなのでしょう。
思いやりがある
他人の話を聞くのは興味のある内容ならよいのですが、つまらない話だとつい気がそれてしまいますよね。また共通の話題がない人だと、会話自体が上手く進まない可能性もあります。
しかし聞き上手な人は、心理的にも思いやりがありますので、相手の立場になり聞き役に徹することができます。楽しくない話でも「もし自分だったら」と思うと、喜ばれる反応をしてあげたくなるでしょう。
思いやりがある人は悩みを抱えていても、他人の相談ごとに親身に乗ってくれるはずです。
聞き役になる大切な理由について
自己アピールは人間関係を構築するための土台ですが、バランスがとれなくなると付き合い方にストレスを感じてしまいます。恋愛や仕事など、あらゆるシーンで聞き役に徹することが上手くいくコツといわれるのはなぜでしょうか。
もっと深い関係が築ける
コミュニケーションは、どのような関係でも大切な要素です。相手をどれだけ理解できるか、そのスキルが人間関係を良好にする秘訣ともいえます。
他人をもっと理解するための近道は、相手の話を「聞く」ことです。そうしないと考え方や価値観はいつまでも引き出せませんので、表面的な付き合いしかできないでしょう。
聞き上手になると、今まであまり話したことがない他人でも親近感が湧き、思考パターンが見えてきます。すると相手に合わせた付き合い方ができるので、さらに深く親密な人間関係が出来上がります。
好感度が高くなる
聞き上手になる必要性は、自分の魅力にも影響を与えるためです。今の時代、自分に興味を示してしっかりと話を聞いてくれる人と出会うのは難しいですよね。
誰しも他人から受けるプレッシャーやストレスを避けるため、どうしても話す側になりがちです。それは人間本来のエゴで、他人よりも自分のほうが優れていると自信を持ちたい願望があるからなのでしょう。
聞き上手な人はとてもレアな存在で、だからこそ魅力が輝くのが特徴。いつも嫌な顔をせず最後まで話を聞いてくれる人は、とても好感度が高くあらゆる場面で有利になります。
好奇心旺盛になる
聞き上手になると、自然と他人から情報を引き出すのが上手くなり、自分が知りたい内容、期待するものを得られるようになります。集中して相手の話を聞いていると、とても興味的なことを発見する場合もありますよね。
すると聞き上手の人は結果的に好奇心旺盛になり、なんでもチャレンジする精神が備わります。たとえば独身の人が既婚者の話をじっくり聞くと、結婚とはどのようなものか未体験の世界が少しだけ見えてきます。
他人の話から何を引き出すか、聞き上手な人は違うレベルから別のことを求めているのです。
感情がコントロールできる
いつも話す立場の人は聞き役のことを考えず、いつまでも気分がすっきりするまで話し続ける場合もあります。一方的な立場になると自分の考え方がまとまらず、時には声を荒げたり他人と意見が食い違い、不快な思いをしたりすることも。
聞き上手になると、自分の意見を相手に押しつけないため、冷静に他人と接するスキルが身につきます。嫌なことを言われるとすぐカッとなる人は、まず聞き上手になる練習から始めるとよいかもしれません。
感覚が磨かれる
心理学者が人の話を聞いてカウンセリングするように、聞き役になる人は隠された感覚を磨くことができます。他人の話から受け取るメッセージ、ニュアンスなど、じっくり聞かないとわからない感覚があるでしょう。
聞き上手な人はとても敏感に人の心を読めるため、苦手な人との付き合いも上手で、誰とでも平和な関係が築けるはず。会話の中に隠されたさまざまなサインをその場でキャッチできると、コミュニケーション能力も磨かれるはずです。
まとめ
聞き上手な人の心理にあることは、他者を思いやる優しさや、なんでも受け入れる余裕なのかもしれません。コミュニケーションにおいて大切とされる話を聞く姿勢。
普段から練習できる場はたくさんありますので、気軽に話せる友人であってもこれからは少しだけ聞き役に徹してみませんか。