6Jun
好かれたくない心理になった時は、本音をきちんと知り他者との付き合いに活かさないと、人間関係がぎくしゃくするリスクがあります。
一人でも大丈夫だと自信がある人でも、世の中他人との付き合いはどうしても避けられない場面が色々とあるでしょう。人間は自分の居場所がないと不安に感じやすいため、誰からも好かれる人になろうと努力します。
しかし世の中には、人から嫌われても全く気にしない性格の人もいますし、好きになってほしい人に対して、嫌われたい願望が湧く複雑な心理もあります。
そこで今回は、人間関係を難しくする苦手な人と上手く付き合うためのコツや、好かれたくない気持ちになる心理をご解説していきましょう。
好かれたくない心理にあること
周囲に好感を持ってもらうために、私たちは努力しながら人付き合いをしています。それは次第とストレスになり、ふと誰からも好かれたくない心理になる場合もあるでしょう。その場合にどのような思いがあるのか、気になる心理背景についてご説明しますね。
相手に気づいてほしい
たとえば好きな人に振り向いてほしいため、香水をつけすぎたり大げさな態度でアピールしたりするケースがあります。このような行動は、相手に自分の存在に気づいてほしいため。
上手くアプローチができない人は、逆に好かれたくない心理になり、わざと相手が嫌がることをする可能性もあるでしょう。複雑な思いの表れで、愛情を違った態度で示しているのです。
とくに人気者の場合、相手には周りが同じような好意的な態度で近づいてくるもの。嫌な態度の人は、逆に目立ち印象強く残ります。
素直でいたい
他人のことを考えるのが面倒で、周囲を気にせず自分に素直でいたいのが、好かれたくない心理です。人生を快適に過ごすためには、仕事も恋愛も全て相手の気持ちを考えて行動しなければなりません。
どう思われてもかまわないと感じるのは個人の自由ですが、どこまで素直さをアピールするかが考えるべきポイントでしょう。
理解してほしい
本当は周囲と仲良くしたいけれど、反対に好かれたくない態度で接してしまうことがあります。決して本心ではないのですが、自分の全てをさらけ出して理解してほしいために、正直すぎる態度になるのでしょう。
たとえば八方美人の人。誰にでもよい顔をするけれど、本当は嫌いな人もいるはずです。よい顔だけ続けると結局本音が何か、周囲の評価を落とす可能性も。
他人に理解を求めるのは時間がかかりますが、大切な人とはお互いに辛抱しながら理解していくのが必要です。
心配してほしい
好かれたくない心理にあるものは、もっと他人から心配してほしいためです。仲間と楽しく過ごす場面で、いきなりその場を立ち去るような行為は、不思議に思い心配する人もいるでしょう。
本来私たちは、人に嫌われることをわざとする場面はほとんどないので、好かれたくない態度をアピールする人はなぜそうなのかとても気になります。
心配してほしいのは、注目されたい願望が根底にあるかもしれません。または疎外感を感じて、わざと不快な態度をとってしまう場合もあるでしょう。
信念がある
「周囲から嫌われても好かれてもどちらでもよい」と常に思っている人は、自分の信念が強くこだわりを持っています。好かれたくない心理と信念を貫くことは共通している部分があり、自分のスタイルを周囲に知ってほしいのです。
嫌いな人に気を遣って暮らすよりも、自分を抑えず素のままで過ごすこと。そんな信念があるので、仕事も人間関係もマイペースになる傾向があります。
嫌われてもよい相手とは?
全ての人と仲良く、よい関係は築けません。相性が合う人や初対面から敵対心が湧いてしまう人など、普段から色々なタイプと出会います。
ストレスは他人から与えられることが多いため、できれば快適に付き合える人だけに囲まれていたいですよね。そんな願いがあっても、苦手な人はどうしても存在します。
では無理に付き合う必要がない人や、嫌われてもよいと思う人のタイプについて見ていきましょう。
自分勝手な人
それぞれの人生や価値観は人間性の土台になり、自分がいくら努力しても相手との溝を埋められない人がいます。無理して好かれようと、自分ばかり努力する必要がない相手は、自分勝手な人。
自己中心的なタイプは、他人よりも自分を優先してしまうので、それにより困る人がいても自分自身を犠牲にすることはないでしょう。
好かれたくない心理になるのは、きっとこんな苦手なタイプだといえるでしょう。不快に感じる相手はたくさん存在しますが、自分がどこまで損してもよいか、デメリットを考えると付き合い方も判断しやすくなるでしょう。
感謝できない人
思いやりがない人はどんなに自分が我慢して近づいても、感謝することはなく一方通行の関係になります。優しさは赤の他人からも感じ取れるものなので、普段から他人に冷たい態度をとる人は、相手が考え方を変えない限り上手くいかないでしょう。
たとえば自分の仕事をストップして、仲間の手伝いをしてもありがたみを感じない人。逆の立場になったらどうなるか、違った角度から他人の行動を考える心の余裕を持っていたいですね。
価値観が合わない人
好かれたくない人、苦手な人は、はっきりと理由が見つからないことがよくありませんか。説明できないけれど、何かが気に入らないという場合も。
それは価値観の違いを、無意識のうちに感じ取っているためでしょう。価値観とは金銭的な部分でなく、何に価値を認めるか考えることです。
人間関係の基本的な部分になりますので、生涯付き合える人とは価値観が違っても共有できるでしょう。嫌われてもよいと思う相手は、一方的に自分の価値観を押しつけるタイプ。
「赤」が好きな人に対して、無理やり自分の好きな「青」を押しつけて、認められないと腹を立てる人です。
損得勘定が強い人
損得勘定で付き合う人を選んでしまっては、本当の意味での人間関係は築けないでしょう。お金持ちの人と付き合ったり、知り合いが多い人を利用したり、自分にどのようなメリットがあるかを重要視する人は苦手なタイプに分類されます。
このタイプは一時的に気が合っても、さらに得する人を見つけるとすぐに付き合いをやめてしまいます。人の気持ちを弄び、自分が欲しいものを手に入れるための人付き合い。
こんな人には振り回されるだけなので、無理に機嫌を取る必要もないかもしれません。
苦手な人を好きになるコツとは?
苦手な人によい印象を持つためには、相手を変えるよりも自分の考え方と向き合ってみるのがコツです。職場などどうしても避けられない場面では、次のポイントを意識して苦手な人と付き合いましょう。
よいところを見つける
苦手に感じるのはなぜか、嫌いな人をじっくりと観察した経験はありますか。誤解から生まれる人の印象は、そのままイメージとして植えつけられてしまいます。
苦手な人も知らないところでは、とても素晴らしいことをしているかもしれません。一点だけを見ず、全体像を捉えるように意識してください。
自分らしく過ごす
全ての人と仲良くするのは不可能。嫌だなと感じる部分は、誰でも持っているでしょう。そんな不快なポイントを配慮して付き合うのはストレスになりますので、それなら自分は嫌われないように意識するよりも、自分の性質をそのまま活かしてはどうでしょうか。
自分の全てを理解して、受け入れてくれる人は必ず存在します。
まとめ
好かれたくないのは、心理的に自分が抱える問題があるのかもしれません。そんな時は本当はどうしたいか、素直に自分と向き合ってくださいね。