20Sep
鬼門の方角は、知らないよりも知っておいたほうが安心ですよね。家相を調べる際に必ず聞かれる「鬼門」や「裏鬼門」という言葉。
よくないことが家族に起こると、急に家の方角などが不安に感じる人もいるでしょう。そこで今回は鬼門の方角と調べ方や、鬼門の扱い方について詳しくご解説していきますので、家族全員が幸福に暮らすために参考にしてください。
鬼門について知っておきたいこと
鬼門という言葉を見るだけで、悪い意味があることはなんとなく想定できますよね。そこでまずは正しく理解するためにも、鬼門について知っておきたいポイントをご説明しましょう。
鬼門の由来について
鬼門は中国が起源。日本では神仏習合思想や陰陽道があり、中国から伝わった際に風水から変化して、日本特有の考え方として鬼門が広まったといわれています。
鬼門とはその文字通り、「鬼が出入りする方位」のこと。昔から鬼門の方角は恐れられ、天災や疫病は神様の祟りと考えられていたため、鬼の仕業が影響したとされています。
そのため鬼門は注意して取り扱わなければならない方角として、現在も風水で家相を調べる際には重要視されているのです。
鬼門の方角について
鬼門は邪気が出入りする方角で、不吉なものとされています。では鬼門の方角はどこかというと「北東」のこと。日本では鬼門にあたる方角に、鬼門除けとして大きな神社仏閣を建てることがあるように、日常生活にも影響を与えます。
裏鬼門は鬼門と反対方角にあたる「南西」で、陰陽道では北東と北西の間は不安定な気が流れるとされるので、鬼門だけでなく裏鬼門の位置も一緒に考える必要があるでしょう。
鬼門の影響について
鬼門の方角は避けるべきことが色々とありますが、とくに玄関や門、キッチン、水回りは鬼門を避けて家を設計するケースがよくあります。
また土地のおうとつと鬼門も関係しますので、その点にも注意が必要です。万が一鬼門が影響を与える場合ですが、考えられるのは不動産や財産に関するトラブル、親族との付き合いが上手くいかないなど。
そして裏鬼門との相性が悪いと、夫婦関係のトラブルや健康面の問題などが考えられるといわれています。
鬼門の方角を調べる方法
鬼門は方角を正しく把握して扱うことが大切です。家の間取りやインテリアなどで、鬼門の不吉なパワーを避けることができる場合も多いので、まずは方角の調べ方から詳しく見ていきましょう。
家の中心を調べる
鬼門の方角は北東ですが、調べる際に難しいのは家のどこを中心に設定するかという点です。家相が広まった江戸時代は、おうとつのない建物が多かったといわれているので、中心位置を見つけるのはさほど困難でなかったと考えられます。
現代の建築様式はさまざまなスタイルがあるので、中心を見つけるのは大変ですよね。正確に中心を見つけるなら、家の間取り図を用意しておきましょう。
正方形や長方形なら、対角線を引いて交差するところが中心点になります。もし複雑な形の間取りなら、重心で家の中心部を決めましょう。
方角の単位で調べる
鬼門にあたる北東、裏鬼門にあたる南西は、昔は干支の位置でも判断されていたことがあります。鬼門は丑寅、裏鬼門は未申。これを現代の方位の単位で示すと、鬼門は15~75度、裏鬼門は195~225度になります。
家の中心部分を起点にして、鬼門の方角をチェックしましょう。中心点に立ちコンパスを使うと、方角がはっきりと判断しやすくなります。
実際に家の中心部に行き、北東にあたる60度方向が鬼門で南西にあたる60度方向が裏鬼門です。スマホアプリのコンパスを使うと便利でしょう。
鬼門に置かないほうがよいもの
鬼門の方角がわかったら、できるだけ陰の気を引き寄せないよう、インテリアなどで工夫しましょう。その際に注意したい、鬼門に置かないほうがよいアイテムをご説明しますね。
ドライフラワー
ドライフラワーは命がないものなので、鬼門には置かないほうが安心です。またポプリや動物の毛皮、剥製なども流れが悪く変化するリスクがあります。
このようなアイテムを所持している場合は、鬼門の位置にあたらない方角に保管しておきましょう。
黒いインテリア
黒は陰を示す色なので、鬼門には黒いインテリアや洋服などは置かないこと。鬼門からさらに不吉な気が引き寄せられてしまうので、よい気が逃げてしまいます。
黒は小物ならさほど影響はないといわれていますが、空間にインパクトを与えるような黒のソファーやタンスなどは、別の場所に移動しましょう。鬼門は色的に明るく、清潔な印象を与えるのがコツです。
古本
古本をはじめ、古いものは陰の気を引寄せますので、鬼門の方角には置かないほうが安心です。古本や古新聞、古着など使わない古い物が鬼門にあると、運気を低迷させる原因に。
いつか使うだろうと未練が残るものほど、さっぱりと処分したほうが運気アップにつながりるでしょう。古本などは手つかずで放置され、ホコリっぽくなっているかもしれません。汚れは陰の気を集める要因なので、掃除だけでもきちんとやっておきたいですね。
重たい家具
裏鬼門に重たい家具を置くと、運気が下がりやすいといわれています。一人で動かせない重たいタンス、大きなテレビなど、極端に重量がある家具類は裏鬼門や鬼門から遠ざけておくと安心ですね。
模様替えする際は、まず鬼門の方角を調べておくと失敗が少なくなるでしょう。また引っ越しする時も新居の鬼門を調べて、家具の設置位置を考えると安心です。
詰め込みすぎのタンスやクローゼット
断捨離がブームになっているため、ものを詰め込んでいる人は減っているかもしれませんが、詰め込みすぎや洋服がぎっしりと入っているクローゼットは注意しましょう。
無理やりものを詰め込むと、よい気が入るスペースがなく運気が低迷したままに。ごちゃごちゃの空間は生活するうえでも面倒なので、鬼門はとくに整理整頓が基本です。
凶にあたる場所の対策
鬼門の方角にあると、凶になる場所がいくつかあります。すでに購入した家だと間取りを変えることはできませんので、その場合は次のポイントを意識して鬼門から入る悪い気を排除しましょう。
玄関
玄関は全ての気の入り口になるため、鬼門と重なる場合は注意が必要です。玄関回りは常に清潔に整え、青い色で気の流れを安定させるとよいでしょう。また観葉植物を置き、プラスの気を引き寄せるのもオススメです。
キッチン
キッチンが家の北東や南西にある場合は、家族の健康運が不安になりますので、整理整頓を心がけて気の流れをスムーズにしてください。
キッチンには水と火の気があり、ぶつかるとよくないとされています。シンクとコンロの間に植物を飾る、もしくは仕切りを立てるなど工夫しましょう。
賞味期限切れの食材や割れた食器なども運気を下げやすいので、一度徹底的にお掃除すると安心です。
浴室とトイレ
浴室とトイレは鬼門になっていなくても、家の中では気が停滞しやすい場所なので注意が必要です。湿気がこもりやすいため、換気は必ずすること。
また浴室やトイレで使用するものを部屋の外に出すと、悪い気が広がる可能性があります。トイレなら専用のスリッパを配置しておくこと。浴室も鏡や蛇口をピカピカにして、気持ちよく毎日使えるように心がけてください。
まとめ
鬼門の位置は、正確に把握することがまず必要ですね。生活している中で気になる内容がある場合は、鬼門の扱い方を見直してみましょう。
置いてはいけないもの、またはよい気を引き寄せる工夫など、今からできることを早速初めてみませんか。