15May
包丁に関する風水的な意味は、運気を左右するほど大切な場合もありますので、毎日使うものだからこそ慎重に扱いたいですね。
料理の手間が増えてしまう切れない包丁。作業的にイライラするのはもちろん、実は風水的にもあまりよい意味がないとされています。
そこで今回は、切れない包丁と風水の関係についてご解説しますので、気になる人は包丁を見直してみるとよいかもしれません。
包丁のスピリチュアルな意味について
包丁は鋭く危険なもの、そんな印象があるツールのひとつですが、スピリチュアル的には少し違った意味があるようです。包丁を贈り物にする場合もあるように、どのような意味があるのか、大切なポイントをまずは見ていきましょう。
包丁は神聖なもの
日本では古来より、刀は神が宿るものとして大切にされています。日本文化のひとつでもあり、昔鍛冶屋は刀を作る時に白装束と烏帽子をかぶって神棚の前で作業をしたといわれています。
それほど神聖なものですから、お手入れはもちろん、作ってくれる人のために心を込めて使うことはとても大切。包丁はあらゆるランクの種類があり、毎日何気なく使っていますが、刀のように包丁も神が宿ると考えると丁寧に扱いたくなりますね。
包丁を贈る意味について
欧米では結婚の贈り物として包丁を贈ることがあるように、とても幸運な意味があるといわれています。包丁は今までの不運を「断つ」、運を「切り」開く、魔除けなどの作用が期待でき、このようなポジティブな意味を込めてプレゼントにすることがあるのです。
包丁が誰かから贈られてくると、一瞬意味がわからず不安になるかもしれませんが、包丁はお祝い時に使うように縁起がよいものとされています。
切れない包丁は風水的にNG?
包丁を毎日使っていると、次第に切れ味が悪くなり、定期的に研ぐことが必要になります。でも砥石の使い方がわからない人や、研ぐ道具がない人も多いため、仕方なく切れない包丁を使い続けることも。そんな時は次のような点を注意しないと、運気が低迷する可能性があるでしょう。
人間関係が上手くいかない
包丁は嫌な人間関係を「断つ」意味がありますので、切れない包丁は風水的に悪縁が断てない理由になると考えられています。切りたいけれど縁が切れない厄介な人がいる時は、包丁の切れ味をよくするとよいかもしれません。
スパッと切れるほどの包丁は、人間関係にもメリハリを与え、自分に不要な人とすっきり縁を断つことが可能になるのです。
金運が悪くなる
切れない包丁は、風水的に金運に悪影響があるといわれていますので、お金が貯まらない、出費が続くという場合は包丁の切れ味をチェックしてみましょう。
包丁が切れなくなったらすぐに買い直すのでは、ものに対する感謝の心も薄れてしまいます。そんな視点から考えても、包丁を研いで常に切れ味を保つことは、ものを大切にする気持ちから金運が集まってくるのかもしれません。
金運は光り輝くものを好むといわれていますので、錆びついて切れない包丁よりも、ピカピカにお手入れされたものが風水的にも安心です。
作物の刈り取りとの関係
風水では五行を整えることで運気が高まるとされ、「木・火・土・金・水」の5つの自然界の要素があらゆるものを象徴しています。
このなかの「金」は金運や財運の象徴で、刃物は作物の刈り取りに欠かせない大切なアイテム。陰陽五行の金は季節でいうと秋にあたるものなので、収穫季節と重なっています。
そのため五行の金は刃物を示し、包丁を整えることが金運アップにつながるという意味があります。
仕事運や学業もアップ
包丁は風水的に人間関係や金運が主に関係することなのですが、切れない包丁を使っていりと、仕事や学業にも悪影響があるといわれています。
切るということは、頭が「切れる」と同じ意味があり、切れない包丁は判断力を鈍らせる可能性があるので注意が必要。仕事でミスが増えた時などは、包丁の切れ味を修正してあげるとよいかもしれません。
悪夢を見るのは切れない包丁のせい?
よく切れる包丁は運気アップに欠かせないアイテムですが、切れない包丁をそのまま放置しておくと、悪夢を見ることが増えてしまいます。
ストレスや不安などのネガティブな気持ちは、できれば自分から切り放したいもの。しかし切れない包丁があると、夢の中でも自分を苦しめてしまいます。
そんな時は包丁を新調することや、切れる包丁をタオルに包み枕物に置くと快眠できるといわれています。
包丁は正しく保管する
包丁は研いでいつも切れ味をシャープにするだけでなく、保管に関しても注意が大切です。包丁は悪縁を断つ意味がありますので、嫌いな人との関係はスパッと切ってくれるかもしれません。
しかし悪いものだけでなく、よい気も切ってしまう可能性がありますので、使用しない時は刃を下に向けて収納しておきましょう。同様にカッターなども刃が見えないように下に向けてしまっておくと安心です。
サクサクと切れる包丁のように、頭の回転もリズムよく改善されれば、万事上手くいくでしょう。
包丁の正しい処分方法について
何度研いでも切れ味が悪い包丁や使いにくい包丁など、自分と相性の悪いものがあります。料理で何気なく使う包丁ですが、風水的な意味もありますので、処分方法で困ってしまいますよね。
では不要になった包丁はどうすればよいのか、大切に使うためにも処分方法について理解しておくと安心です。
包丁を捨てるタイミングについて
切れない包丁は、風水的にもあまりよい意味がありませんので、すぐに処分したくなるかもしれません。しかしお手入れすれば、まだまだ切れ味がよくなる包丁もありますので、処分のタイミングで困ることもあるでしょう。
まず包丁を捨てるタイミングとしては、持ち手がとれた時があります。グラグラしているだけでもかなり危険なので、この場合は処分したほうが安心。
錆びついて研いでも切れ味がよくないものや、何度も研いでも切れない包丁は、料理中に滑ってけがをするリスクもあるので捨て時でしょう。
刃が欠けてしまった包丁も、真っ直ぐに修正するためには本格的な研ぎ作業が必要になりますので、よほど高価な包丁でなければ処分して新調するのも方法です。
包丁は供養する
包丁は、なんとなくゴミとして捨てるのは忍びないと感じることがありますよね。また思い入れがある包丁や、その包丁のおかげで運気がアップした場合などは、感謝の気持ちを込めて供養することもオススメです。
包丁を供養してもらうには、神社などで包丁供養の儀式や行事として行うことがよくあります。刃物供養祭で有名な岐阜県の関鍛冶伝承館で11月に開催されていますし、包丁塚と呼ばれる場所がある神社もあるので検索してみましょう。
ネットのお焚き上げサービスを使い、思い入れのある包丁を郵送することもできます。ゴミとして処分する場合は、自治体のごみ収集のルールに従い、刃物の捨て方を確認しておくこと。
包丁の刃は古新聞や古着などでしっかりくるみ、危険物であることがわかるように書いておきましょう。処分する際はどのような方法でも、必ず感謝の気持ちを込めて手放すことが大切です。
まとめ
包丁の風水は、人間関係や金運を安定させるために毎日意識したいことがありますね。包丁は切れ味が何よりも一番の魅力。最近切れなくなったなと感じた時は、包丁に宿る魂がメッセ-ジを送っているのかもしれません。そんな時は丹念に包丁を研いで、よい運気を呼び込んでみませんか。