26May
失恋や離婚、仕事の失敗などが原因で、人生をリセットしたいと思った経験はありませんか。または希望通りの人生にならず、気持ちが低迷する時期もあるでしょう。
できるだけ幸福な人生を送るのが、多くの人の願いだと考えられますが、山あり谷ありの波乱万丈な人生は自分でコントロールできない場面もありますよね。
そんな人におすすめしたいのが、人生をリセットするパワースポット。またパワースポットで正しい祈願のコツについても、詳しくご紹介していきましょう。
大阪 姫嶋神社
やりなおし神社として全国的に有名な姫嶋神社は、やりなおしを決断して実践した阿迦留姫命という女性の神様が祀られています。
新しい人生の門出へ導くエネルギーが秘められた場所なので、過去と決別して人生をリセットしたい人に人気があります。
やりなおし神社の歴史について
人生のリセットによいといわれるのは、主祭神の阿迦留姫命(アカルヒメノミコト)にまつわるお話が残っているためです。阿迦留姫命(アカルヒメノミコト)は赤い玉から生まれ、親羅の王子の妻として一生懸命に夫に尽くします。
しかし夫の冷たい態度に耐えられず、祖国に帰ると難波へ逃避行するのです。海を渡り再スタートした阿迦留姫命(アカルヒメノミコト)。女性たちに楽器や機織りなどを教えて、美の神様や決断と行動の神様として崇められるようになります。
やりなおし神社として知られるのは、阿迦留姫命(アカルヒメノミコト)の芯の通ったエネルギーがあるためなのでしょう。姫嶋神社は人生のリセット、女性の招福開運、美人祈願、安産、学業向上、商売繁盛などのご利益があります。
楠社のパワーをいだだこう
姫嶋神社の御本殿、向かって右手には楠社があり、こちらにはお神木に生息した白蛇の神が祀られています。神木の大楠は樹齢900年。
空襲により神社の宝物や社殿、文献などは全て焼失され、阿迦留姫命(アカルヒメノミコト)もゼロの状態から再スタートとなるのです。
このような歴史があるのも、やりなおし神社として信仰される理由なのでしょう。この大楠には人生をリセットするパワーが秘められていますので、ぜひ行った際には祈願してきましょう。
御朱印で再スタート
姫嶋神社に行ったら、ぜひ入手したいものが御朱印です。授与される時間が決まっていますので、事前にサイトで確認してからお出かけください。
御朱印にはやりなおし神社と書かれ、季節ごとの素敵なデザインが添えられています。新生活をスタートする人には、順風満帆と書かれてある御朱印も人気があります。
また毎月初め1日に授与される特別な御朱印は、阿迦留姫命(アカルヒメノミコト)にあやかり、虹色の光から生まれた赤い玉を連想させる丸い袋状になっています。
毎月1日にはやりなおし祈願が行われますので、阿迦留姫命(アカルヒメノミコト)の力を借りたい人はぜひどうぞ。申し込みが必要になりますので、前日まで社務所に連絡してくださいね。
祈願するおすすめの場所
姫嶋神社に訪れたら必ず寄りたいのが、鳥居から本殿までの左側にある「はじまりの碑」という場所です。こちらには丸い穴が空いている石碑があり、阿迦留姫命(アカルヒメノミコト)の御神徳が注がれているといわれています。
行動力と決断力を祈願する一番の場所です。碑の向こう側には、すでに祈願した人が置いていった赤いたち玉があります。たち玉ははじまりの碑の穴に通して、断ち切るものを封じ込めるというもの。
祈願する手順は、先ず本殿で参拝した後に授与所でたち玉と絵馬を受け取り、しっかりと玉に念じてください。この玉が穴を通るまで投げ続け、最後に絵馬を奉納します。
この祈願場所は人生をリセットしたい人や、開運を願う人で行列ができますので、早朝など人が少ない時間帯のほうが緊張せず玉を投げられるでしょう。
山形県 立石寺
人生をリセットして良縁を祈願する、おすすめのパワースポットです。松尾芭蕉が有名な俳句を詠んだお寺としても知られ、悪い縁を断ち切り新たな人生をスタートさせたい人に人気があります。
長い階段で煩悩を捨てる
「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」という松尾芭蕉の有名な句が誕生したといわれる立石寺は、西暦860年に創建された古い寺院です。
開山したのは慈覚大使、清和天皇の勅命によりこちらのお寺が始まりました。山寺立石寺と名づけられるように、とても静かな山林の中に位置する寺院は、近隣の人の憩いの場にもなっています。
参拝するためには、1015段の長い階段を上らなければなりません。この階段を上り煩悩や迷い、不安を手放すこと。嫌な出来事を過去に捨てて、未来へと心を切り替える準備を行います。
悪縁切りのご利益
長い階段があるので参拝する場合は、歩きやすい靴や服装がおすすめです。冬季でも参拝は可能ですが、足元に充分にご注意ください。
こちらの寺院は昔から、悪縁切りの寺として信仰されています。いつまでも自分にデメリットを与える人、不幸をもたらす人と離れたい場合には、こちらで祈願するとよい縁が訪れるといわれています。
悪縁とは人間関係だけでなく、低迷する運気なども含まれていますので、願いを成就したい人は気持ちを入れ替えるためにも訪れるとよいですね。
御朱印について
立石寺ではひとつ300円の御朱印が、合計で7種類あります。オリジナルの御朱印長は、裏面に松尾芭蕉のデザインがされてあります。これからの新しい自分を応援するためにも、お守りとしていつも持っていたいですね。
仁王門でパワーをもらう
立石寺の中にある仁王門は、1848年に再建されたケヤキ造りの美しさが有名な門。左右安置されている、一木造りの仁王像が2体。
こちらにはとても力強いエネルギーがありますので、決断力を養いたい時にぜひ立ち寄りましょう。仁王門を潜り抜けると、お堂などの立石寺の見どころスポットが待っています。仁王門には千社札がびっしり貼られ、参拝者の願いが凝縮されています。
五大堂で心をリフレッシュ
人生をリセットしたい人が集まる五大堂は、舞台式になっているお堂で眼下に山里が広がるパノラマビューが特徴です。こちらは五大明王を奉り、天下泰平を祈る道場として建立された場所です。
山寺で一番のビュースポット。感動する自然の風景と人々が暮らす門前町の様子は、過去をすっきりと忘れされてくれるパワーを吸収できるはずです。
立石寺近隣には芭蕉記念館もありますので、直筆作品や貴重な資料を見学したい人におすすめ。また茶室も美味しい抹茶が人気なので、のんびりと一日近隣を散策する際に寄ってみましょう。
パワースポットでやるべきことは?
人生のリセットをする際は、パワースポットに着いたら次のことを意識して参拝してください。
前向きな気持ちで祈願する
未来に向かうには、過去にいつまでもとらわれていないほうがよいでしょう。たとえば昔の恋人の悪口や愚痴こぼしなどは、ネガティブなエネルギーを引き寄せるもの。パワースポットでは、未来に向けた願いごとだけにフォーカスしてくださいね。
お守りを入手する
これから新しい自分と共に人生を見つめ直すには、お守りがあると心強く生活できます。パワースポットの開運パワーを常に持ち歩けるよう、お守りも入手しておくと安心です。
まとめ
人生をリセットしたいと思うことは、何度かやってくるでしょう。それは自分自身が成長している証。そんな時にそっと後押ししてくれるパワースポットは、開運だけでなく自分を見つめ直すよい機会を与えてくれます。