18Jun
バジルの花言葉はご存知ですか。花言葉というと、バラやひまわりなどの「花」をイメージしてしまいますが、実はバジルなどのハーブ類にもきちんと花言葉があるのです。
バジルは料理で使うことがよくある定番のハーブ。育てるのも簡単で、とても人気があります。そこで今回は、普段何気なく使っている料理のハーブに関する花言葉をご紹介しますので、これからはぜひ料理を違った角度から楽しんでみましょう。
バジルの花言葉
バジルの花言葉はどのような意味があるのか、香りや風味などから想像したくなりますよね。ピザやパスタなど、洋風料理に欠かせないバジルですが、花言葉を早速ご説明しますね。
花言葉
バジルの花言葉は「憎しみ」「好意」「神聖」という意味があります。インドのヒンドゥー教では神様に捧げる植物として、バジルはとても大切にされ、高貴な植物という位置づけになっています。
そのため幸福祈願するために、家の庭や寺院でも多く育てられ、未だにバジルは馴染みの深いハーブです。バジルというとイタリア料理をイメージする人が多いはずですが、バジルはイタリアが最初ではなく、インドからヨーロッパに運ばれたものなのです。
イタリアではバジルは「愛の印」として大切にされ、未だにイタリア料理ではバジルがたくさん使用されています。
バジルの花のお話
バジルは葉っぱが料理でも活躍する部分なので、花に関しては知らない人も多いでしょう。バジルの花は小さな花が連なって開花し、とても可愛らしい印象があります。
ガーデニングでは食用でなく、花を観賞するために育てる人もいますので、あらゆる魅力があるハーブなのです。バジルという名前の由来は、ギリシア語で「王」を示す言葉といわれていますが、空想上の怪物のバジリスクが関係しているという一説もあります。バジルを食べると怪物から守られると、古代ローマ人は考えたのかもしれません。
バジルの種類について
花言葉については少し意外な印象を受けますが、バジルは種類が多く、食材の引き立て役としては期待以上の栄養価で驚いてしまいます。バジルは一般的に鎮静作用、イライラ解消、偏頭痛にも効果が期待できるもの。
ハーブティでバジルを使うこともできますので、眠れない夜はハーブの葉っぱを浮かした白湯もよいかもしれません。バジルの種類は、一般的に普及しているスイートバジル、レモンの香りが特徴のレモンバジル、パープルのカラーが特徴のアフリカンブルーバジル、タイ料理で使うホーリーバジルなどがあります。
コリアンダー
エキゾチックな香りと風味が特徴のコリアンダー。パクチーとも呼ばれるハーブの花言葉や特徴についてご説明しましょう。
コリアンダーの花言葉
コリアンダーの花言葉は「隠れた長所」「隠れた価値」「辛辣」という意味があります。3月19日の誕生花に設定されているキク類の植物。
コリアンダーはタイ料理でよく使われるイメージがありますが、地中海東部原産の植物で、昔から食用として栽培されていました。最も質のよいコリアンダーはエジプト産ともいわれ、強い香りや調理や医療でも使われています。
花言葉は相手を褒める意味と「辛辣」という厳しい意味がありますが、コリアンダーの強い香りが辛辣な刺激になるためかもしれません。
コリアンダーの由来
コリアンダーはアジア料理の定番のハーブ。幅広く料理で使われ、欧米ではとても安価に販売されています。とても丈夫でベランダ菜園にもぴったり。
ガーデニングが初めてでも失敗が少ないので、忙しい人にもオススメでしょう。コリアンダーは江戸時代にポルトガルから持ち込まれ、最初はポルトガル語のコエンドロという名前で呼ばれていましたが、後から英語名のコリアンダーに変わったという経緯があります。
虫の名前を意味するコリスと、強い香りのアノンを合わせてコリアンダーになったという話もあるようです。
タイム
肉料理で重宝するよい香りのタイムは、バジルのように人気があるハーブの一種です。では花言葉や特徴について早速見ていきましょう。
タイムの花言葉
タイムは「活動力」「勇気」という花言葉があり、6月2日と6月18日の誕生花になっています。立麝香草(Thyme)と漢字で書くことがあり、花の色は紫や白、ピンクといった優しいカラーが人気。
季節は春~夏で、新鮮なタイムはとても香りがよく、乾燥させても料理で長く使用することができます。
タイムの由来
ハーブの代表的なタイムは、ハーブティにも使うことがあり、広い用途で活用できることが特徴。殺菌作用が高く期待され、食品の防腐剤として使えることも魅力です。
タイムの学名「タイマス」は、ギリシア語の「香を薫らす」という意味が語源になっているとされ、神様のお供えとして使う神聖「タイモ」という意味も由来になっているといわれています。
花言葉の「勇気」は、タイムの香りで活力が得られるためと信じられ、タイムを持っている人は勇気を手にすることができるといわれていました。
昔はタイムの束を女性の戦士が持っていたように、強さのお守りにもなっていたようですね。
ベルガモット
アロマオイルやハーブティで人気があるベルガモットの花言葉についてご説明します。香りや特徴など、気になるポイントも合わせて見ていきましょう。
ベルガモットの花言葉
ベルガモットはモナルタという別名があり、花言葉は「安らぎ」「火のような恋」「燃える思い」「柔らかな心」という意味があります。
ベルガモットの香りはわかるけれど、どのような姿のハーブなのか知らない人も多いかもしれません。基本的にベルガモットは鮮やかな色が特徴で、花言葉と同じような明るい色が特徴。
ハーブの中でも優しい香りが人気で、葉っぱや花からはミカンのようなフルーティな香りがします。そのため花言葉にも「安らぎ」という意味があるのでしょう。
ネイティブアメリカンにとっての薬
ベルガモットの原産はアメリカ。ネイティブアメリカンにはハーブ薬として使われ、健康維持に健康茶として今でも飲用されています。
ベルガモットの特徴である甘い香りは、ハチやチョウを呼ぶ特性があり、昆虫たちの集合場所にもなっているようです。ベルガモットは種類によって花期が異なり、メインは6月~10月で、夏に元気よく開花します。長い間庭を飾ってくれるので、ガーデニングにも好まれるハーブといえるでしょう。
セージ
肉料理で人気があるセージはサルビアの仲間で、食用や薬用で使われています。花言葉や特徴について早速見ていきましょう。
セージの花言葉
セージの花言葉は「尊敬」「知恵」という意味があります。5月~7月に白やパープルの花をつけ、観賞用としても人気。誰にも左右されない存在感は、花言葉の「尊敬」という意味になっている理由かもしれません。
セージは浄化にもよい
ネイティブアメリカンが浄化をしたり、邪気を払ったりする際に使うものがセージです。古くから薬用として使われてきたのは、スピリチュアルな意味も兼ねていたのかもしれません。
セージの葉には解熱作用や殺菌効果が期待でき、セージを使ってうがいをすると喉の炎症が軽くなる可能性があるともいわれています。実際に使う時には専門家への相談が必要ですが、このような力は神聖なハーブとしても使われる理由で、パワーストーンの浄化でもセージを使うことがあります。
まとめ
バジルの花言葉や他の人気があるハーブの花言葉は、香り以外の知らない一面を教えてくれますね。料理だけでなく、あらゆる使い方ができるバジルなどのハーブは、自分でも簡単に栽培できるのでぜひガーデニングにも仲間入りさせてみましょう。