26Sep
ペアルックを着たがるのは、心理的に関係している理由がありますので、単なるファッションとして片づけず、なぜそうしたいのか気持ちから推測することも大切です。
カップルのペアルックは街中でもとても目立つので、抵抗を感じる人もいるでしょう。そこで今回は、ペアルックを着たがる心理と、もしお願いされた時に断る方法もご解説していきますね。
ペアルックを着たがる心理について
ペアルックといえば、ラブラブなカップルをまずイメージしますよね。いくら相手のことが大好きでも、ペアルックだけはちょっと…という人も少なくありません。
では心理的な視点で考えた場合、ペアルックにはどのような気持ちが隠されているのでしょうか。
愛情を深めたい
相手と同じものを着用することは、距離感がなくなり、愛情がさらに深まる効果が期待できます。ペアルックを着たがる心理とは、まさしく相手との愛情関係を強化したい願望があるからなのです。
そんな気持ちは恋人だけでなく友人や仲間に対しても抱くことがあり、少し離れた存在になった時は、ペアルックで距離を引き戻したいと考えることもあるでしょう。
似た者同士は気が合うといわれるように、ペアのものを身につけると共通点が生まれるので、とても身近な存在に感じるのです。
周囲に関係をアピールしている
テーマパークでペアルックの人を見ると、とても仲がよさそうに見えるのは確か。ペアルックを着たがるのは他人へのアピールで、二人がどのような関係であるか知ってもらいたい願望の表れです。
たとえばカップルなら、付き合っていることを他人に知ってほしい気持ちがあり、友人同士なら仲のよさを知ってもらいたいため。とくにカップルの場合は、ペアルックを提案する人のほうが周囲の視線を気にするタイプかもしれません。
束縛したいため
ペアルックを着たがる心理は、相手を束縛したい願望があるためで、他の人にとられないようわかりやすく自分のものだとパッケージ化しているようなもの。
男女が一緒に歩いていても、カップルか友人同士なのか判断できないシーンもありますよね。束縛したがる人は、誤解されないようはっきりわかる態度になるため、ペアルックでない日は手をつなぐなど、自分のものであるとしっかり周囲に伝えています。
離れる不安がある
ペアルックを着たがる心理は、相手と一心同体でいたい願望と同時に、いつか離れてしまう不安を抱えているため。一見強い絆を感じる関係なのですが、裏を返せば二人の関係が危うくなっている可能性もあるでしょう。
そのため相手の気持ちを確認する作業として、ペアルックを提案することもあるのです。好きな人と全て同じものを持たなくても、上手くいく関係なら上手くいくはず。
しかし距離感が気になると、物質的に共通するものがないと心が寂しくなってしまうのでしょう。
注目されたいから
ペアルックを着たがる心理は、単に周囲に注目されたい願望があるためです。カップルが多い場所やデートの定番スポットなどは、ライバルとなるカップルだらけ。
自分たちは特別だとアピールしたい時は、ペアルックでインパクトを与えたくなるのでしょう。ペアルックの人を見ると、理由はどうであれ注目してしまいますよね。
見られることで幸福感を得るので、何かと目立つ行為を好むタイプといえるでしょう。
愛情表現している
ペアルックを着ようとパートナーに言われた時、困惑する人は多いはず。ペアルックを着たがる心理は愛情表現のひとつで、自分の気持ちを上手く伝えられない時に、同じものを身につけるほど愛しているのだと証明したいのです。
同じカラーのシャツや同じトレーナーなど、好きな人とのペアルックは精神的なつながりを強化するものなので、愛情確認のためにペアルックを提案する人もいます。
その際に拒否してしまうと、相手は振られたような絶望感を覚える可能性があるでしょう。
同調効果を期待している
ペアルックを着たがる心理とは、同調効果を狙っているため。初対面の人と共通の話題があると盛り上がるように、ペアルックは同じものを共通点として捉え、相手との絆が深まる効果が狙えます。
たとえば最近マンネリ化して会話がつまらないカップルや、普段あまりコミュニケーションをとらない関係などは、同調効果のあるペアルックがコミュニケーションを深める心理作用になることも。お揃いで満たされると、さらに相手を知りたくなるかもしれません。
ペアルックは世間でどう思われているか?
ペアルックは着たがる人と嫌がる人ではっきり分かれますので、当人同士の気持ちが世間には通用しない場面もあるでしょう。では世の中ではペアルックはどう見られているのか、本音をチェックしてみましょう。
ペアルック反対派が半数
ペアルックが着たいかという話題で、半数近くの人がやりたいとは思わないと回答しています。反対派の理由はペアルックが恥ずかしいから、相手と自分の好みが違うからなどが多く挙げられています。
ペアルックは見る側にとってもメッセージを受け取らなければならないのかと、多少プレッシャーを感じることもありますよね。当人はあまり意識せずペアルックを選んでいることもありますが、世間ではそれ以上に理由を追求したがる傾向があるようです。
見せつけられている
ペアルックは世間的にはあまり好ましく思わない人も多く、その理由としては仲良しぶりを見せつけられていると感じるため。仲のよさは他人に示すものではなく、二人が感じればそれでよいことなので、わざわざペアルックでアピールする必要はないと冷めた意見も多いでしょう。
交際期間が長いカップルでも、ペアルックをしたことがない人は多いはず。幸福度を示すものではなく、あくまでも心理的な部分でペアにしないと不安になる部分は、世間にはわからないかもしれません。
全部よりも一部ならOK
ペアルックを着たがる心理は、愛情表現や周囲へのアピールなど、さまざまなことが考えられますが、世間的には他人のペアルックにあまり刺激されない人もいるようです。
やりたい人はやればいいけど自分は嫌など、あくまでも他人と自分を分けて考えています。全身同じペアルックはやりすぎ感があるけど、一部なら素敵という人も多いでしょう。
ペアルックのレベルによっては、大人のおしゃれとして認識される場合もありますね。
微笑ましい
世間はペアルックに対してさまざまな考えを持つようですが、肯定的な人はペアルックを見ると微笑ましい気持ちになるため。幸せな人から幸運を分けてもらいたいと思うことはありますよね。
いつも喧嘩しているカップルよりも、ペアルックで仲良しのほうが周囲に与えるオーラも違うはず。寛大な心を持っている人は、ペアルックの人たちを快く受け入れてくれます。
ペアルックを断る際のポイント
ペアルックが苦手な人は、もし提案された時には次のポイントを意識して、丁寧に意思表示してみましょう。
リンクコーデしよう
全身ペアルックは恥ずかしくてできないけれど、世間からも好まれやすいリンクコーデなら、いくらか不安も解消されるはず。たとえば同じ腕時計、同じ色のバッグなど、一部をペアにしてみようと提案してはいかがでしょうか。
一度はやってあげる
ペアルックを着たがる心理は、不安を解消する意味もありますので、相手のお願いを一度は叶えてあげることも大切かもしれません。世間の反響やペアのコーデの難しさなどを体験すると、それで納得する人もいるでしょう。
まとめ
ペアルックを着たがる心理は、好きな人ができると自然なことかもしれません。お互いに満足できるおしゃれをすることが、ペアルックを長く楽しむ秘訣になるはずです。