7May
尽くしたい心理になるのは、どのような理由があるのでしょうか。尽くすよりも「尽くされたい」と思う場面のほうが多いはずですが、特別な人には徹底的に尽くしたい気持ちになるケースもあります。
どうせ尽くすなら、自分の思いをしっかりと受け止めて感謝してくれる相手がよいですよね。そこで今回は尽くしたい心理になる理由と、満足させてくれる相手の特徴についてご紹介していきましょう。
尽くしたい心理になる理由はなぜ?
自然と湧いてくる、尽くしたい心理。自分の気持ちを理解すると、さらに相手とも親しくなれるでしょう。では尽くしたいのはなぜか、深層心理で考えられる理由をご説明しますね。
自分の存在を知ってほしい
人に尽くすのは、自分の存在を知ってもらうよい方法です。好きな人や気になる相手にもっと自分を知ってもらいたい時は、喜ぶことをやってあげたくなるでしょう。
たとえば職場の同僚。自分だけを見てほしいので、頼まれなくても仕事を手伝ったり、休憩時間にジュースを買ってきてあげたりするものです。
しかしひたむきな姿勢が評価されるとは限りませんので、脈なしの相手なら後からショックを受けることになってしまうかもしれません。
借りを作らせたい
尽くして相手に感謝してもらいたい、今度は相手に尽くしてほしいなど、自分の立場を上にしたい時は尽くしたい心理になります。
たとえば誕生日プレゼントをくれた人には、お返しとして相手にも何かプレゼントしたくなりますよね。特別な気持ちがなくても、マナーとしてお返しの習慣を大切にする人もいます。
純粋に相手に尽くしたいと思う気持ちは、よく考えてみると相手からリターンを期待する場合がありますので、冷静に判断してみるとよいですね。
愛情をアピールしたい
尽くすこととは、恋愛関係における永遠のテーマです。自分がこれだけやってあげたのに、相手が何もしてくれない…と色々な悩みを抱いたり、愛情表現で苦しんだりするケースもあります。
基本的に尽くしたい心理は相手に愛情を示す行為なので、一方通行になる傾向があるでしょう。せっかくの努力が報われず、結果的に恋愛のバランスが崩れてしまうカップルもいます。見返りを期待せず、ひたすら好きな人に尽くす人は、純粋な愛情を持っているのでしょう。
母性本能
彼氏に尽くす彼女、旦那さんに尽くす奥さんなど、女性は男性を子供のように見てしまい、相手よりも一歩先のことを考えています。
母性本能は女性がもともと身につけている能力で、恋人が困っている姿を見たくない、幸せにしてあげたいとなんでも与える側になっているのです。
甘え上手な男性なら、さらに女性は母性本能をくすぐられるでしょう。このような関係がエスカレートすると、彼氏がなんでも欲しいものを手に入れて、振り回されてしまう場合もあります。
面倒見がよい人
尽くしたい心理になるのは、基本的に面倒見がよい性格だからです。友人が困っているとすぐに力を貸してあげる人や、質問されると相手が理解できるまで丁寧に説明する人など。
面倒見がよい人は優しい性格の持ち主なので、自分を犠牲にしてでも相手の喜ぶ顔が見たいのです。そんな長所を利用しようとする人もいるので、あまり利益を考えず人間関係を維持するのが大切です。
尽くして喜んでくれる人の特徴
尽くしたい人が好むタイプは、やったことに対して素直に喜んでくれる人です。一生懸命相手を喜ばせても、なんの感謝もしない人も中にはいますので、尽くしたい心理が働きやすい人は相手を見極めるのも大切かもしれません。ではどのような人が尽くしがいがあるか、特徴をご説明していきましょう。
いつも優先的に考えてくれる人
尽くしたくなるタイプとは、逆にいつも尽くしてくれる人。何かしてもらうと感謝の気持ちを持ち、相手にも喜んでほしいと感じますよね。
いつも彼女を優先的に考えてくれる彼氏、仕事の残業を断ってでもデートしてくれる人は、払ってくれる犠牲に対してお返ししたくなります。
体調が悪い時に真剣に心配してくれたり、よいことをした時に褒めてくれたり。尽くした分お返しがある人には、こちらも頑張ってあれこれ考えたくなるでしょう。
損得関係がある人
たとえば仕事のお得意先など、損得関係がある人には見返りを期待して尽くしたくなりますよね。お互いに立場を理解しているので、今回はこれだけ自分がやるから次はあなたね、と上手くバランスがとれるでしょう。
しかし仕事のように割り切れない関係もありますので、プレゼントをたくさん贈って恋人になろうとする場合も。本当の意味での尽くすとは、相手が喜ぶ顔だけを思い浮かべ、他は一切考えない素直な気持ちです。
オーバーに喜んでくれるタイプ
何かしてあげて凄く喜んでくれる人と、あっさりと終わってしまう人とでは、尽くしがいが全く違いますよね。相手のためを思ってやるとわかっていても、多少の見返りを期待するのは仕方ありません。
たとえば落とした鉛筆を拾ってあげただけでオーバーに喜んでくれる人には、もっと尽くしてあげたいと思うでしょう。気遣いの言葉や些細な思いやりに対して、顔全体や全身で喜びや感謝を表現する人には、これからもっと尽くしたくなりますね。
はっきりと欲しいものを伝えられる人
言わなくてもわかるだろう…という関係は、よほど長く付き合わないと相手の心は読めません。尽くしたくなる人は誤解されないように、相手にやってほしいことや欲しいものを言えます。
たとえば「明日、代わりに会議に出てくれない?」「忙しいだろうけど、デートの約束変更できる?」など。相手が求めるものを判断するのは難しいので、このタイプはわかりやすく付き合えるタイプになるでしょう。
要求を呑んでくれた人には、きちんと感謝や褒めることを忘れないのも、尽くしたくなる人の特徴ですね。
尽くしてくれる人にはお礼をしよう
尽くしたい心理になるのは自分勝手な気持ちかもしれませんが、こちらが嫌がる行為は決してしないので、尽くしてもらった人は何かしらのお礼をするのがマナーです。では誰かに尽くしてもらった時、次のようなお礼を意識してみましょう。
同じことをやってあげる
尽くされやすい人はそれが習慣になっているため、やってもらって当たり前のような態度になる場合もあるでしょう。それでは恋愛も人間関係も上手くいきませんので、たとえ自分がやってほしいことでなくても、時にはお礼をするのが必要です。
その場合に何をすればよいかというと、相手がやってくれたのと同じことでお返し。たとえばジュースを買ってくれた人には、同じくジュースを買ってあげるなどです。
やりすぎない程度の感謝の気持ちは、お互いに平等な関係を維持するコツになります。
お礼は何がよいか質問してみる
いつも大変なのに、自分に尽くしてくれる人の存在はとても貴重です。無理してでもこちらの都合に合わせてくれる人など、優しい性格の人はお礼をしなくても怒ることはないでしょう。
しかし今後の付き合い方を考えると、何かやってもらったままで放置するのは、大人としてよくありません。そんな場合はどういうお返しをすればよいか、相手に聞いてみましょう。
たとえばプレゼントをくれた人には、お返しとして食事を奢るから何が食べたい?と選択肢を与えるのです。ギブアンドテイクの関係が無理なくできる相手とは、いつまでも仲良く付き合えるはずです。
まとめ
尽くしたい心理になったら、まずは身近にいる大切な人が喜ぶ行為を考えてやってあげましょう。恋人がいない人は家族や友人にプレゼントするなど、感謝の気持ちを示すのが尽くす態度になります。