14Jun
SNSにハマる理由は、心理と関係している部分が色々とあります。テクノロジーが進み、コミュニケーションの新しい形として浸透しているSNS。
ツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどはスマホが手放せない理由になっていませんか。いつも何が起こっているかチェックしないと不安になるのは、心理的なことが関係しています。そこで今回は、SNSにハマる心理についてご解説していきましょう。
SNSにハマっているかどうかのチェックポイント
SNSはそれぞれ魅力的な部分がありますが、自分に合ったものを適度に楽しめないと、執着しすぎてしまいます。自分はまだ大丈夫だと思っている人も、すでにSNSにハマっている可能性があります。ではSNSが手放せない人の共通点について見ていきましょう。
夜中に見ることがよくある
眠れない時に、枕元に置いているスマホに手を伸ばしチェックするのが、SNSにハマっているサイン。早く寝たほうがよいのに友人のやりとりが気になり、睡眠時間を削ってまで見てしまうことがありませんか。
睡眠時間だけでなく食事時間、運動時間など健康に大切な習慣が崩れるのは、執着しているサインかもしれませんので注意しましょう。
他人のコメントでよく悩む
SNSにハマる人は現実世界の人付き合いよりも、メッセージやコメントでの他人とのやりとりのほうがとても気になります。嫌なことを書かれて一日中悩んだり、いつまでも頭から離れなかったりする状態は、SNSに振り回されている可能性があります。
相手が見えないためにストレスを抱えてしまう場面もよくあり、他人の動きに神経質になっています。
朝一番にチェックする
朝最初にやるのがスマホのチェック。友人の新しい投稿やコメント、アップデートなどがあると、忙しい時間でもつい見てしまいます。
SNSはとても手軽にできることなので、手が空いた時にスマホを手にして、つい時間を使いすぎてしまうケースもあるでしょう。夜眠れないほどSNSをチェックしているにもかかわらず、朝から我慢できず見てしまうのは、ハマっているためだといえるでしょう。
会話中もチェックする
バスや電車の待ち時間に、手持ち無沙汰でツイッターを見ることは、多くの人が経験しているはず。しかしSNSにハマると、会話中でもスマホが手放せなくなり、友人に「ちゃんと話聞いてる?」と怒られることもあるでしょう。
このように自分だけの世界に浸り、他のことが見えなくなるのはSNSにハマっている可能性があります。マナーや常識がわからなくなるほど夢中になると、やめるのが大変ですね。
スマホがそばにないと不安
ほぼ一日中スマホがそばにないと不安になるのは、ハマっているサインのひとつです。たとえば料理をする間も、着信音がわかるようにそばに置いたり、近くのコンビニに行く時もポケットにスマホを入れておかないと心配になったり。
一人の隙間時間の過ごし方がわからないのもSNSにハマる理由ですが、不安を抱くのはかなり執着している可能性があります。
SNSにハマる心理背景にあること
SNSは今の時代の文化。利用者は若い世代だけでなく、中高年でもハマる人は決して少なくありません。ではそんな人たちの心の隙間にあるものについて、心理背景で考えられることをご説明しましょう。
誰かとつながっていたい
昔なら友人の数は限られていましたが、今の時代は何百人も「友人」がいます。SNSは簡単に世界の人とつながるツールなので、孤独になりたくない人は自分の居場所を見つけるために、SNSにハマる心理背景があります。
SNS上での仲間外れなど、人間関係のネガティブな部分も相手が見えないからこそ、頻繁に起こり得るでしょう。このようなリスクがあっても、友人がいないと不安になるのは、新しい時代の人付き合いが定着しているためなのです。
他人に認められたい
出かけた日の写真を投稿して、仲間に自分の生活を知ってもらいたい。SNSにハマってしまうのは他人から承認されたいためで、それが強くなるとSNSで注目されるために出かけたり、目立つ行動を記録したりするようになります。
本当の自分でなく、認められる人を演じる習慣。それがSNSにハマっている人に共通する部分かもしれません。満たされたい人ほど他人の反応が気になり、よい反応をしてもらうためにSNSに振り回されています。
自慢したい
プライドが高い人、自慢したい人はSNSにハマる心理背景がありますので、わざと「いいね」と言われる内容ばかりを厳選しています。
このタイプの人は自分以上の姿をアピールしたいので、実際に付き合う友人よりもSNS上の知り合いのほうが多いケースも。
「すごいね」とコメントされると、自尊心がくすぐられてもっと視線を集めることがやりたくなります。華やかな生活で、自分がキラキラと輝いていることを知ってもらうために、あれこれ手を出している人もいますよね。現実と本当の自分のギャップに気づかないのは、ハマっているサインです。
友人を増やしたい
SNSにハマる心理は、純粋に友人を増やしたいためです。引っ込み思案で自分から友人作りができない人にとって、SNSはとても便利なツールです。
メッセージのやりとりだけでも仲間意識が持てて、誰に会わなくても友人付き合いができます。知り合いがいなくて寂しい人は、手軽に知り合えるSNSがよい出会いの場所になるでしょう。
現実逃避している
SNSでの人間関係は、100%信頼できるわけではありませんので、それを理解したうえで現実と空想の世界を渡っている人もいるでしょう。
たとえば仕事で嫌な出来事があったら職場の人に相談するよりも、ネットでできた友人に相談したほうが気楽。現実世界でストレスを抱える人ほど、自分が作り出すネットの世界にのめり込みやすいのです。
SNSと距離を置く方法
スマホをずっといじっているのは悪いわけではありませんが、その間に見失っている楽しいことや大切なものがあります。もし生活がSNSに振り回されていると感じたら、これからは少し距離を置く習慣を始めましょう。
時間を決めて使う
SNSは承認欲求が強く、見栄を張りたい人の集まりともいわれますが、嫌な思いをすることも多く疲れたと思ったら時間を決めましょう。
いつでもスマホが手元にあると、見るのが当たり前に。SNSを見ない生活は世間の視線が気にならず、自分らしく過ごせるようになります。
表面上の付き合いと実際の人間の付き合いは、文字や写真では伝わらない人の温かみがあります。SNSを嫌いにならないためにも、適度な使い方を心がけてください。
スマホ以外の楽しみを見つける
たとえSNSのアカウントがなくてもスマホがあると、結果的に人の意見や投稿が気になりますよね。SNSだけに限らずスマホはゲームやネットなど、ハマりやすい要素がたくさんあるので、これからはスマホ以外の楽しみを見つけましょう。
一日同じ姿勢でスマホを見ていると、体にも悪影響があるかもしれませんので、外でウォーキングするのも方法のひとつ。また趣味を探すチャンスにもなるので、絵画や料理など気になることに挑戦してみませんか。
物理的に使えないようにする
我慢できないSNS。何度もやめようと思っても、失敗するケースもあるでしょう。この場合は自分の意志に負けないよう、物理的に使えなくするのも方法です。
たとえばアプリを消去する、機内モードにするなど。SNSの世界から離れる不安よりも、離れた時の喜びやメリットにフォーカスしてください。
できないと思うと挫折するのは、目に見えていますよね。自分で欲求をコントロールするのは、今後の人生でも大切なことを教えてくれるはずです。
まとめ
SNSにハマる心理は、誰にでも要素はあるでしょう。大切なのは自分をどう人に伝えるか。特定の手段だけでなく、あらゆる方法でアピールするのが重要ですね。